日本株 ROEランキング TOP30
株主から預かったお金を、どれだけ効率よく使って利益を生んでいるか——それがROE(自己資本利益率)です。
ただし、ROEは「借金で膨らませる」こともできる数字。このランキングでは純利益がプラスの銘柄に絞り、本当の収益力を見ます。
ROEとは「預けたお金の運用成績」
ROEをシンプルに言えば、「株主が100万円を預けたとき、1年で何万円の利益を生んだか」という指標です。 ROE 15%なら、100万円が1年で15万円の利益を生んだことになります。
一般的に10%以上が優秀、15%超が高水準とされています。 日本企業の平均ROEはかつて5〜7%程度と欧米に比べて低く、 コーポレートガバナンス改革が進んだ2010年代以降から改善が続いています。
⚠️ ROEだけで判断してはいけない理由
ROEは「借入を増やす」ことでも機械的に上げられます。 自己資本を減らして負債を増やせば数字は良くなりますが、財務リスクも高まります。 このランキングでは自己資本比率もあわせて掲載しているので、 ROEと自己資本比率を両方見て判断してください。
上位3銘柄をピックアップ
ROEランキング TOP30(2026年3月)
| 順位 | 銘柄 | ROE |
|---|---|---|
| 1 | 2404 株式会社鉄人化ホールディングス | 78.7% |
| 2 | 247A Aiロボティクス株式会社 | 76.8% |
| 3 | 241A 株式会社ROXX | 73.6% |
| 4 | 6026 GMO TECH株式会社 | 65.9% |
| 5 | 353A エレベーターコミュニケーションズ株式会社 | 65.0% |
| 6 | 3779 ジェイ・エスコムホールディングス株式会社 | 60.2% |
| 7 | 7601 株式会社ポプラ | 59.8% |
| 8 | 4784 GMOインターネット株式会社(注)2025年1月1日付で、GMOアドパートナーズ株式会社からGMOインターネット株式会社へ商号を変更いたしました。 | 59.0% |
| 9 | 6547 株式会社グリーンズ | 58.4% |
| 10 | 5032 ANYCOLOR株式会社 | 55.2% |
| 11 | 4177 株式会社i-plug | 54.9% |
| 12 | 3399 株式会社丸千代山岡家 | 53.8% |
| 13 | 469A 株式会社フィットクルー | 52.5% |
| 14 | 9024 株式会社西武ホールディングス | 52.2% |
| 15 | 9206 株式会社スターフライヤー | 51.4% |
| 16 | 3370 株式会社フジタコーポレーション | 51.2% |
| 17 | 202A 株式会社豆蔵デジタルホールディングス | 50.6% |
| 18 | 3092 株式会社ZOZO | 49.4% |
| 19 | 7365 株式会社シック・ホールディングス | 49.0% |
| 20 | 277A グロービング株式会社 | 48.8% |
| 21 | 8136 株式会社サンリオ | 48.6% |
| 22 | 2798 株式会社ワイズテーブルコーポレーション | 47.6% |
| 23 | 5137 株式会社スマートドライブ | 47.6% |
| 24 | 6920 レーザーテック株式会社 | 46.9% |
| 25 | 285A キオクシアホールディングス株式会社 | 45.9% |
| 26 | 291A 株式会社リスキル | 45.7% |
| 27 | 3923 株式会社ラクス | 45.3% |
| 28 | 7692 株式会社アースインフィニティ | 44.0% |
| 29 | 9560 株式会社プログリット | 43.9% |
| 30 | 3135 株式会社マーケットエンタープライズ | 43.3% |
純利益がプラスの銘柄のみ対象。銀行業・保険業は会計構造が特殊なため除外。
「本当に強い会社」は3指標で判断する
ROEが高くても、営業利益率が低い場合は「借入でROEを水増ししている」可能性があります。 逆に、営業利益率が高くても自己資本比率が低ければ財務リスクを抱えているかもしれません。
理想の組み合わせ
この3つが揃う銘柄は「借入に頼らず、本業で高収益を上げ、財務も健全」な企業です。
alphascope の各銘柄ページでは、ROE・営業利益率・自己資本比率に加えて AIによる競争優位(モート)分析も確認できます。数字の背景にある「なぜ」を知ることで、 より確信を持った投資判断ができます。
よくある質問
日本企業のROEは欧米より低いと言われるのはなぜですか?
日本企業は伝統的に内部留保を積み上げる傾向があり、自己資本が大きくなりがちです。自己資本が大きいほどROEは下がります。また、取引関係のために保有する「政策保有株」の存在も資本効率を下げる要因でした。コーポレートガバナンス改革が進んだ2010年代以降、この傾向は改善が続いています。
ROEが高いのに株価が上がらない企業があるのはなぜですか?
ROEは「過去の実績」であり、株価は「将来への期待」を反映します。成長余地が小さい業種や、その高ROEが一時的と見なされている場合、株価に反映されないことがあります。高ROEが将来も続くか(モートの有無)が投資家の最大の関心事です。
ROE 80%超の企業が除外されているのはなぜですか?
自己資本がほぼゼロの状態でも、計算上ROEは極端に大きな値になります。また、大規模な自社株買いで自己資本を圧縮した場合も異常値が出ます。この種の機械的なROE押し上げを排除するために上限を設けています。
ROEと配当の関係を教えてください。
高ROEの企業は稼いだ利益を事業に再投資し、さらに利益を生む「複利効果」が期待できます。一方、成長機会が少ない場合は株主への配当や自社株買いで資本を還元するのが合理的です。ROEだけでなく、配当性向や成長投資の方針も合わせて確認しましょう。