日本株 営業利益率ランキング TOP30
売上100円のうち、本業で何円を利益として残せるか——それが営業利益率です。
この数字を長期にわたって20〜50%維持できる会社には、
競合が簡単には追いつけない「稼ぐ仕組み」が必ずあります。
「利益率の差」はビジネス構造の差
コンビニやスーパーの営業利益率は1〜3%が普通です。 仕入れコスト・人件費・店舗賃料が積み重なり、売上の大半は消えていきます。
一方、このランキング上位の企業は30〜60%の利益率を叩き出しています。 仮に売上が同じ1億円でも、残る利益は300万円と6,000万円——その差はなぜ生まれるのか。
答えはシンプルで、「競合他社が真似できない何か」を持っているかどうかです。 特許・独占的技術・乗り換えコスト・ネットワーク効果—— 投資家はこれを「経済的な堀(モート)」と呼びます。 高い利益率が長く続く会社は、必ずこのモートを持っています。
上位3銘柄をピックアップ
営業利益率ランキング TOP30(2026年3月)
| 順位 | 銘柄 | 営業利益率 |
|---|---|---|
| 1 | 7164 全国保証株式会社 | 73.7% |
| 2 | 2477 手間いらず株式会社 | 73.6% |
| 3 | 3350 株式会社メタプラネット | 70.6% |
| 4 | 8772 株式会社アサックス | 69.3% |
| 5 | 5842 インテグラル株式会社 | 67.8% |
| 6 | 4684 株式会社オービック | 64.7% |
| 7 | 5570 株式会社ジェノバ | 56.6% |
| 8 | 1605 株式会社INPEX | 56.5% |
| 9 | 368A 株式会社北里コーポレーション | 56.1% |
| 10 | 8697 株式会社日本取引所グループ | 54.9% |
| 11 | 4732 株式会社ユー・エス・エス | 52.1% |
| 12 | 6861 株式会社キーエンス | 51.9% |
| 13 | 3723 日本ファルコム株式会社 | 51.3% |
| 14 | 8771 イー・ギャランティ株式会社 | 49.9% |
| 15 | 8704 トレイダーズホールディングス株式会社 | 49.4% |
| 16 | 6037 楽待株式会社 (旧会社名 株式会社ファーストロジック) | 48.9% |
| 17 | 6920 レーザーテック株式会社 | 48.9% |
| 18 | 7172 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー | 48.8% |
| 19 | 4519 中外製薬株式会社 | 47.6% |
| 20 | 9022 東海旅客鉄道株式会社 | 46.8% |
| 21 | 4733 株式会社オービックビジネスコンサルタント | 46.3% |
| 22 | 254A AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 | 46.2% |
| 23 | 2326 デジタルアーツ株式会社 | 45.7% |
| 24 | 5038 株式会社eWeLL | 45.3% |
| 25 | 4327 日本エス・エイチ・エル株式会社 | 44.9% |
| 26 | 350A デジタルグリッド株式会社 | 44.6% |
| 27 | 197A 株式会社タウンズ | 44.4% |
| 28 | 6541 グレイステクノロジー株式会社 | 43.3% |
| 29 | 3984 株式会社ユーザーローカル | 43.0% |
| 30 | 8739 スパークス・グループ株式会社 | 43.0% |
最新決算データをもとに集計。銀行業・保険業は会計構造が特殊なため対象外。
高収益を生む「経済的な堀(モート)」とは
ウォーレン・バフェットが好んで使う「モート(Moat)」という言葉は、 中世の城を守る「堀」が語源です。堀が深ければ敵(競合他社)が攻め込めず、 城(利益)を長く守れる。高い利益率を維持している企業には、 この「堀」にあたる仕組みが必ずあります。
独自技術・特許
10年かけて培った製造ノウハウや素材技術は、競合がすぐに追いつけない。精密機器・素材・医薬品の高収益企業に多い。
スイッチングコスト
一度導入すると乗り換えに膨大なコスト・時間・リスクが伴う構造。ERP・基幹システム・インフラ系に多く、顧客が自然と定着する。
ネットワーク効果
ユーザーが増えるほどサービスの価値が上がる仕組み。プラットフォーム・人材・金融インフラに多く、先行者が圧倒的に有利。
alphascope では4,000社超の有価証券報告書をAIで分析し、各企業のモートタイプを分類しています。 モート別の厳選銘柄はこちら →
よくある質問
営業利益率が高い業種はどこですか?
ソフトウェア・SaaS系(ERP・業務システム)、精密機器・電子部品(センサー・積層セラミックコンデンサ等)、医薬品・バイオが高い傾向にあります。これらの業種は技術的な参入障壁(モート)が高く、価格競争に巻き込まれにくいのが特徴です。
銀行・保険会社がランキングにいないのはなぜですか?
銀行業と保険業は会計構造が一般事業会社と大きく異なります。銀行では「預金利息」が費用に計上されないため、通常の計算式で営業利益率を出すと100%を超えるケースがあります。財務の収益性を正しく比較するため、このランキングでは除外しています。
営業利益率と純利益率はどう違いますか?
営業利益率は「本業の儲け」を示し、資産売却益などの一時的な特別損益を含みません。純利益率はすべての損益を含んだ最終的な利益率です。企業の継続的な稼ぐ力を見るなら、本業を反映する営業利益率が重要です。
高い利益率はずっと続くものですか?
モートがない企業の高い利益率は、競合の参入によって時間とともに下がる傾向があります。このランキングでは各銘柄の競争優位(モート)も掲載しているため、利益率の数字と合わせて確認することをお勧めします。