日本株 営業利益率ランキング TOP30

売上100円のうち、本業で何円を利益として残せるか——それが営業利益率です。
この数字を長期にわたって20〜50%維持できる会社には、 競合が簡単には追いつけない「稼ぐ仕組み」が必ずあります。

2026年3月更新 ・ 銀行業・保険業を除く

「利益率の差」はビジネス構造の差

コンビニやスーパーの営業利益率は1〜3%が普通です。 仕入れコスト・人件費・店舗賃料が積み重なり、売上の大半は消えていきます。

一方、このランキング上位の企業は30〜60%の利益率を叩き出しています。 仮に売上が同じ1億円でも、残る利益は300万円と6,000万円——その差はなぜ生まれるのか。

答えはシンプルで、「競合他社が真似できない何か」を持っているかどうかです。 特許・独占的技術・乗り換えコスト・ネットワーク効果—— 投資家はこれを「経済的な堀(モート)」と呼びます。 高い利益率が長く続く会社は、必ずこのモートを持っています。

上位3銘柄をピックアップ

営業利益率ランキング TOP30(2026年3月)

順位 銘柄 営業利益率 ROE 自己資本比率 競争優位(モート)
1 7164 全国保証株式会社 73.7% 13.8% 48.5% 規制
2 2477 手間いらず株式会社 73.6% 16.0% 93.8% ネットワーク効果
3 3350 株式会社メタプラネット 70.6% 90.8% 規制
4 8772 株式会社アサックス 69.3% 7.1% 41.5% コスト優位
5 5842 インテグラル株式会社 67.8% 10.1% 74.9% ネットワーク効果
6 4684 株式会社オービック 64.7% 15.5% 86.7% 独自技術
7 5570 株式会社ジェノバ 56.6% 15.8% 88.2% 独自技術
8 1605 株式会社INPEX 56.5% 8.2% 61.4% 複合(独自技術
9 368A 株式会社北里コーポレーション 56.1% 22.1% 92.4% 独自技術
10 8697 株式会社日本取引所グループ 54.9% 18.3% 0.4% 複合(規制
11 4732 株式会社ユー・エス・エス 52.1% 18.9% 77.6% ネットワーク効果
12 6861 株式会社キーエンス 51.9% 13.5% 94.5% 独自技術
13 3723 日本ファルコム株式会社 51.3% 8.6% 94.6% ブランド
14 8771 イー・ギャランティ株式会社 49.9% 15.1% 79.9% ネットワーク効果
15 8704 トレイダーズホールディングス株式会社 49.4% 29.0% 13.9% 独自技術
16 6037 楽待株式会社 (旧会社名 株式会社ファーストロジック) 48.9% 21.4% 86.6% ネットワーク効果
17 6920 レーザーテック株式会社 48.9% 46.9% 63.7% 独自技術
18 7172 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー 48.8% 15.0% 27.4% 複合
19 4519 中外製薬株式会社 47.6% 22.1% 82.1% 独自技術
20 9022 東海旅客鉄道株式会社 46.8% 10.5% 45.1% 複合(ネットワーク効果
21 4733 株式会社オービックビジネスコンサルタント 46.3% 10.5% 76.2% 複合(スイッチングコスト
22 254A AIフュージョンキャピタルグループ株式会社 46.2% 14.5% 61.8% 複合(ネットワーク効果
23 2326 デジタルアーツ株式会社 45.7% 19.1% 76.7% 独自技術
24 5038 株式会社eWeLL 45.3% 37.6% 78.8% ネットワーク効果
25 4327 日本エス・エイチ・エル株式会社 44.9% 18.5% 82.7% 複合(ネットワーク効果
26 350A デジタルグリッド株式会社 44.6% 22.6% 46.5% ネットワーク効果
27 197A 株式会社タウンズ 44.4% 40.7% 47.7% 独自技術
28 6541 グレイステクノロジー株式会社 43.3% 33.6% 50.3% 独自技術
29 3984 株式会社ユーザーローカル 43.0% 17.4% 87.2% 独自技術
30 8739 スパークス・グループ株式会社 43.0% 16.2% 67.1% 複合(ブランド

最新決算データをもとに集計。銀行業・保険業は会計構造が特殊なため対象外。

高収益を生む「経済的な堀(モート)」とは

ウォーレン・バフェットが好んで使う「モート(Moat)」という言葉は、 中世の城を守る「堀」が語源です。堀が深ければ敵(競合他社)が攻め込めず、 城(利益)を長く守れる。高い利益率を維持している企業には、 この「堀」にあたる仕組みが必ずあります。

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独自技術・特許

10年かけて培った製造ノウハウや素材技術は、競合がすぐに追いつけない。精密機器・素材・医薬品の高収益企業に多い。

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スイッチングコスト

一度導入すると乗り換えに膨大なコスト・時間・リスクが伴う構造。ERP・基幹システム・インフラ系に多く、顧客が自然と定着する。

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ネットワーク効果

ユーザーが増えるほどサービスの価値が上がる仕組み。プラットフォーム・人材・金融インフラに多く、先行者が圧倒的に有利。

alphascope では4,000社超の有価証券報告書をAIで分析し、各企業のモートタイプを分類しています。 モート別の厳選銘柄はこちら →

よくある質問

営業利益率が高い業種はどこですか?

ソフトウェア・SaaS系(ERP・業務システム)、精密機器・電子部品(センサー・積層セラミックコンデンサ等)、医薬品・バイオが高い傾向にあります。これらの業種は技術的な参入障壁(モート)が高く、価格競争に巻き込まれにくいのが特徴です。

銀行・保険会社がランキングにいないのはなぜですか?

銀行業と保険業は会計構造が一般事業会社と大きく異なります。銀行では「預金利息」が費用に計上されないため、通常の計算式で営業利益率を出すと100%を超えるケースがあります。財務の収益性を正しく比較するため、このランキングでは除外しています。

営業利益率と純利益率はどう違いますか?

営業利益率は「本業の儲け」を示し、資産売却益などの一時的な特別損益を含みません。純利益率はすべての損益を含んだ最終的な利益率です。企業の継続的な稼ぐ力を見るなら、本業を反映する営業利益率が重要です。

高い利益率はずっと続くものですか?

モートがない企業の高い利益率は、競合の参入によって時間とともに下がる傾向があります。このランキングでは各銘柄の競争優位(モート)も掲載しているため、利益率の数字と合わせて確認することをお勧めします。

各銘柄ページでは競争優位の詳細分析・財務データを無料で確認できます。

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