世紀東急工業株式会社(1898)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比12.9%増と好調だが、4年CAGRは2.5%と緩やか。公共投資依存度が高く、有機的な成長力には限界がある。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益に対して-25%(-10億円)と著しく悪化し、利益の質が低下している・自己資本比率50.5%は健全だが、営業CFの悪化により内部留保の蓄積が阻害されるリスク
経営品質
★★★★★
売上は拡大しているが、利益率の改善が伴わず、CFの悪化も指摘されている。課題認識は正確だが、数値への反映が遅れている。
競争優位(モート)
複合(技術・実績・信頼)持続性:中
長年の実績と技術力による競争優位はあるが、土木業界全体で担い手不足が深刻化しており、他社との差別化が困難な構造。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率50.5%と財務基盤が安定しており、資金調達力に優れる
- 直近の売上高994億円は4年前比で約10%増え、公共投資の追い風を享受している
- 道路建設から舗装資材までバリューチェーンを有し、収益源が分散されている
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが-10億円と純利益(39億円)を大きく下回り、キャッシュフローの質が劣悪
- 営業利益率が5.9%と低水準であり、コスト増に対する収益性向上の余地が大きい
- 平均年収768万円に対し、業界全体の担い手不足という構造的課題への対応が不透明
▼ 構造的リスク
- 公共投資の予算規模や優先順位に依存するビジネスモデルであり、景気変動リスクが高い
- 建設業界全体の人材不足が深刻化しており、受注能力や工期遵守が脅かされるリスク
- 原材料費や人件費の上昇を価格転嫁できない場合、利益率がさらに圧迫される構造
↗ 改善条件
- 原材料費や人件費の上昇分を適正に価格転嫁し、営業利益率を8%以上へ引き上げること
- 人材確保のための給与水準引き上げや生産性向上施策により、受注残高の消化率を維持すること
- 営業CFを純利益と同水準以上に改善し、内部資金による投資余力を確保すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
建設コスト上昇や担い手不足を課題として挙げるが、内部でのコスト管理や生産性向上への具体的な対策言及が薄い。
言行一致チェック
本業の収益拡大・成長基盤確立
乖離売上高は994億円で前年比12.9%増だが、営業利益率は5.9%と微増に留まり、コスト増を価格転嫁しきれていない
人的資本を重視した経営
不明平均年収768万円は業界平均水準だが、担い手不足という課題に対し、数値上の明確な改善策(大幅な賃上げ等)が示されていない