スバル興業株式会社(9632)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGRで2.5%と緩やかに成長しているが、営業利益率は16.8%から15.9%へ低下傾向。成長の質は安定しているものの、収益性の圧迫により加速力は限定的。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
財務基盤は堅実だが、利益率の低下と中期目標との乖離が見られる。外部環境への言及が多く、内部構造改革へのコミットメント数値が不足している。
競争優位(モート)
複合(独自技術・規制・顧客信頼)持続性:中
長年の実績に基づく技術力と公共投資への信頼関係が基盤。ただし、建設業界全体の人材不足という構造的課題に直面しており、優位性の維持には継続的な人材確保が不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率87.3%という極めて高い財務健全性と低レバレッジ体質
- 営業CF/純利益が108%と、利益のキャッシュ化能力が極めて高い(高品質な収益)
- 4年間の売上CAGRが2.5%と、不況時でも安定した成長を維持している
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が16.8%から15.9%へ低下しており、コスト増の収益転嫁が追いついていない
- 直近の営業利益が48億円と、中期目標の55億円に遠く及ばない(約13%のギャップ)
- 純利益率が10.7%と、営業利益率(15.9%)との差が拡大しており、非営業費用や税金負担が重くなっている可能性
▼ 構造的リスク
- 建設業界全体に共通する「人手不足」がコスト増と納期遅延という二重のリスクとして事業モデルに直結している
- 公共投資への依存度が高く、政府の財政状況や予算配分の変化に収益が敏感に反応する構造
- 多角的事業展開(飲食・レジャー・不動産)により、特定のセグメントの不振がグループ全体に波及するリスク
↗ 改善条件
- 資材価格高騰が沈静化し、または適正な価格転嫁が実現されれば、営業利益率の回復が見込まれる
- 建設技能者の確保・育成が成功し、人件費効率(売上高対人件費)が改善されれば、収益性の底上げが可能
- 中期経営計画の進捗管理を強化し、非効率なコスト構造の抜本的見直しが行われれば、目標達成への道筋が明確になる
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「資材価格高騰」「人材不足」「規制」を外部要因として列挙しており、内部の生産性向上や価格転嫁戦略などの具体的対策への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
2028年までに売上高340億円、営業利益55億円を目指す(2025年目標:売上340億円、営業利益55億円)
乖離直近売上303億円(目標達成には約12%の伸びが必要)、営業利益48億円(目標には約15%の伸びが必要)。利益率は低下傾向にある。
人材を重視し、建設技能者の確保・育成を課題として認識
不明平均年収781万円は業界水準と比較して明確な優位性があるとは言い難く、収益率低下と人材確保のジレンマが顕在化している。