株式会社タチエス(7239)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4 年 CAGR は 9.5% と成長軌道にあるが、直近売上は -2.6% と減速。利益は改善傾向にあるが、外部環境依存度が高く有機的成長の持続性に懸念。
財務健全性
★★★★★
直近売上高 2854 億円で前年比 2.6% 減・営業利益率 3.4% は業界平均水準だが、原材料高騰等の外部要因に脆弱
経営品質
★★★★★
財務数値は改善傾向にあるが、売上減少を外部要因に帰属させる傾向が強く、構造的な課題解決への誠実な自己評価は不足している。
競争優位(モート)
独自技術/スイッチングコスト持続性:中
自動車メーカーとの長期的信頼関係と量産技術により一定の地位を確保。ただし、BEV 移行や SDV 化による部品構造変化のリスクに晒される。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率 57.1% と財務基盤が堅牢
- 直近 5 期で純利益を黒字化し、ROE 11.7% を達成
- 営業 CF/純利益が 86% とキャッシュフローの質が高い
⚠ 主要な懸念
- 直近売上高が前年比 2.6% 減少し、成長の足踏み状態
- 営業利益率 3.4% は改善したが、原材料高騰等の外部要因に左右されやすい脆弱性
- 純利益が 113 億円と営業利益 96 億円を大きく上回る(非営業収益依存の可能性)
▼ 構造的リスク
- BEV 化によるシート構造変化(フレーム軽量化等)で既存技術価値が低下するリスク
- 自動車メーカーの価格競争力低下が、下請け構造にある当社の利益率を圧迫するリスク
- SDV(Software Defined Vehicle)化への対応遅れが、顧客からの発注を失うリスク
↗ 改善条件
- 新エネルギー車(BEV)向け新製品開発が量産化され、売上減少が止まれば収益回復が見込まれる
- 原材料価格が安定し、コスト転嫁が成功すれば営業利益率の持続的改善が見込まれる
- SDV 対応技術の確立により、顧客との技術的依存度を高められれば競争優位が維持される
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題認識において「自動車業界の変革」「原材料価格高騰」「外部環境」を列挙するのみで、自社の技術遅れやコスト構造見直しの内部要因への言及が薄い。
言行一致チェック
収益改善と成長実現を目指す「深化・進化・新化」
乖離営業利益率は 2.5% から 3.4% に改善したが、売上は前年比 -2.6% で減少。成長と収益改善のバランスに課題。
新技術開発やグローバル展開の強化
不明投資 CF は 40 億円のプラス(前年比増)だが、売上減少局面での投資拡大は短期的な収益圧迫要因となり得る。