株式会社船場(6540)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR7.5%で着実に拡大し、直近は16.4%増と加速。利益率も5.2%から6.6%へ改善しており、単なる規模拡大ではなく収益性の伴った成長が確認できる。
財務健全性
★★★★★
営業利益率が6.6%と業界平均水準と比較してやや低く、原価管理の余地がある・直近の営業CFが35億円と純利益15億円の2.3倍と極めて高いが、前年が-7億円と変動が激しい
経営品質
★★★★★
財務数値上は成長と利益率改善という成果を出しているが、人材戦略や外部リスクへの対応策が数値や具体策で裏付けられておらず、実行力の透明性に課題が残る。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
BIM活用による業務効率化とエシカルデザイン・サーキュラーエコノミーへの対応が差別化要因。ただし、建設業界全体で参入障壁が比較的低く、競合他社も同様の取り組みを模倣可能な構造。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が235%と極めて高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)が優秀
- 自己資本比率58.4%と財務基盤が堅固で、自己資本利益率(ROE)12.2%も良好
- 直近5期で純利益が3億円から15億円へ5倍に拡大し、収益力が劇的に向上
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率6.6%は、売上規模拡大に伴う利益率の伸び悩み(前年比+1.4p)が限界を示唆
- 営業CFが前年-7億円から今年+35億円へ急変しており、受注・決済サイクルの不安定さが懸念される
- 平均年収の推移データが過去4期分欠落しており、人材定着・賃金競争力の実態が不明
▼ 構造的リスク
- 建設業界特有の「技能者不足」がプロジェクト遂行能力やコスト増に直結する構造的リスク
- BtoB中心の顧客構造により、景気変動や顧客の設備投資計画変更に対して業績が敏感に反応する構造
- 設計・施工の分業化が進む中で、自社が「空間創造」全体を担うモデルの採算性が維持できるか不透明
↗ 改善条件
- 建設技能者の確保・定着により、プロジェクトの遅延リスクが低減し、原価率が改善されれば利益率の拡大が見込まれる
- 海外事業展開が本格化し、国内市場の縮小リスクを相殺する収益源が確立されれば、成長の持続性が担保される
- BIM活用による業務効率化がさらに進み、人件費対生産性が向上すれば、賃金上昇圧力下でも利益率を維持できる
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「米国新政権」「中国経済格差」「建設技能者離職」など外部環境要因を列挙しているが、自社の競争力強化や内部プロセス改善による対策が具体的に示されていない。
言行一致チェック
人材育成と獲得、賃金引き上げへの対応
不明平均年収597万円(直近)の記載はあるが、過去5年間の推移データが欠落しており、賃金引き上げの継続性や労働分配率の改善状況が数値で確認できない。
収益性改善と持続的成長
一致売上高は217億円から290億円へ拡大し、営業利益率も5.2%から6.6%へ改善。利益率の向上と利益額の増加(3億→15億)は戦略の成果を示唆。