東亜建設工業株式会社(1885)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR14.9%で堅調に拡大し、直近も16.4%増と成長軌道にある。利益率も6.2%と安定しており、有機的な成長が確認できる。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益の-96%(-143億円)と著しく悪化し、利益の質に懸念・自己資本比率36.1%と財務レバレッジがやや高い水準
経営品質
★★★★★
売上成長は実績があるが、利益をキャッシュに変える運営効率(CF品質)の改善が急務であり、執行力に課題が残る。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
高度な技術力と多様な事業領域を持つが、建設業界全体が参入障壁が比較的低く、価格競争に晒されやすい構造。
✦ 主要な強み
- 直近5期で売上高が1897億円から3305億円へ約1.7倍に拡大し、成長軌道が明確
- ROEが15.4%と自己資本に対する収益性が極めて高い
- 離職率1.65%と業界平均より低く、人材確保・定着に成功している
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが純利益の-96%(-143億円)と利益のキャッシュ化が著しく遅れている
- 自己資本比率36.1%と財務レバレッジが高く、金利上昇リスクへの耐性が限定的
- 営業利益率6.2%は改善傾向にあるが、資材高騰等の外部要因による圧迫リスクが常にある
▼ 構造的リスク
- 建設業界特有の「受注から現金回収までの長期タイムラグ」によるキャッシュフローの不安定化
- 公共事業・民間工事の価格競争激化による利益率の天井低下リスク
- 資材・労務費の価格変動リスクを価格転嫁できず、利益を圧迫する構造
↗ 改善条件
- 受注残の消化スピード向上と発注管理の最適化により、営業CFを純利益水準に回復させること
- 資材価格高騰への価格転嫁率向上、または高付加価値工事へのシフトによる利益率の維持・拡大
- 自己資本比率の引き上げ(内部留保の蓄積または増資)による財務レバレッジの適正化
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として資材価格高騰や外部環境を挙げるが、CF悪化の内部要因(受注・発注タイミングの管理など)への言及が不足している。
言行一致チェック
事業拡大と持続的な成長
乖離売上は16.4%増だが、営業CFは-143億円で利益のキャッシュ化が機能していない
人材成長・定着
一致平均年収975万円と業界水準は高いが、離職率1.65%は低水準であり、人材確保は成功している