南海辰村建設株式会社(1850)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比21.4%増と好調だが、営業利益率4.5%と低水準。原材料高騰等の外部要因による収益圧迫が懸念され、質の高い成長とは言えない。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益の-358%(-61億円)と著しく悪化し、利益の現金化能力に深刻な懸念・自己資本比率40.3%は健全だが、営業CFの悪化により内部留保の蓄積が阻害されるリスク
経営品質
★★★★★
成長戦略は掲げているが、営業CFの大幅悪化や利益率の低さに対し、外部要因への依存度が高く、内部改善への実行力が疑わしい。
競争優位(モート)
地域密着・複合持続性:中
地域に根差した信頼と幅広い事業領域が優位性だが、参入障壁が低く、価格競争や人材不足の影響を受けやすい構造。
✦ 主要な強み
- 直近5期で売上高が448億円から529億円へ拡大し、市場での存在感を維持・強化している
- 自己資本比率40.3%を維持し、財務基盤は比較的安定している
- 住宅・公共・リフォームの多角化により、特定のセグメントに依存しない収益構造を構築
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが-61億円と純利益(17億円)を大きく下回り、キャッシュフローの質が極めて低い
- 営業利益率4.5%は低水準であり、売上増益が利益増益に直結していない
- 離職率5.0%と建設業界全体の人材不足が重なり、事業継続リスクが高まっている
▼ 構造的リスク
- 建設業界特有の「人件費高騰」と「資材価格変動」のダブルパンチにより、利益率が構造的に圧迫されるリスク
- 受注から現金回収までのリードタイムが長く、景気変動や資金繰り悪化に対して脆弱な構造
- 地域密着型ビジネスゆえに、特定地域の人口減少や公共事業縮小による業績急落のリスク
↗ 改善条件
- 資材価格高騰が沈静化し、原価率が改善されれば、営業利益率の回復が見込まれる
- 生産性向上による人件費効率化が実現されれば、営業CFの黒字化と利益率の改善が見込まれる
- 受注ポートフォリオの最適化により、高収益案件の比率が高まれば、ROEの向上が見込まれる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「原材料」「為替」「外部環境」を列挙するのみで、内部の生産性向上やコスト構造改革への具体的な言及が不足している。
言行一致チェック
収益力強化とROE目標設定(10.9%)
乖離営業利益率は4.5%と低水準で、売上増に対する利益の伸びが追いついていない。
人財育成体制(NTアカデミー)と組織力向上
不明平均年収680万円は業界平均水準だが、離職率5.0%と人材確保の難易度が高い。