株式会社錢高組(1811)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは3.3%と緩やかな成長だが、直近売上は前年比-0.3%と頭打ち。利益は増加しているが、営業CFが赤字に転じており、成長の質は低く、有機的な拡大には課題が残る。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が-220%と極めて悪化(利益の現金化能力の低下)・直近5期で営業CFが3期連続で赤字(-77億円、-224億円、-29億円)・自己資本比率46.8%は健全だが、利益率3.1%の低さが資本効率を抑制
経営品質
★★★★★
利益率は微増しているが、キャッシュフローの悪化と売上減少が顕著。外部環境への依存度が高く、内部構造改革へのコミットメントが数値に反映されていない。
競争優位(モート)
複合持続性:中
長年の実績と信頼によるブランド力と、多様な建設・不動産・エンジニアリング事業によるポートフォリオの多角化が優位性の根拠。ただし、建設業界全体が価格競争に晒される構造上、持続性は中程度。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率46.8%と969億円の自己資本を有し、財務基盤は比較的安定している
- 直近の営業利益率が2.7%から3.1%へ改善し、収益性の底上げに一定の成功を収めている
- 建設、不動産、エンジニアリングの3セグメントによる事業多角化でリスク分散を図っている
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが直近5期で3期連続赤字(直近-77億円)であり、利益の質が極めて低い
- 直近売上高が1207億円で前年比-0.3%と減少傾向にあり、成長エンジンが停止している
- 営業利益率3.1%は業界平均と比較して低く、価格競争力以外の付加価値創出が課題
▼ 構造的リスク
- 建設業界特有の「受注から現金回収までの長期サイクル」により、景気変動や資材高騰に対してキャッシュフローが脆弱になりやすい構造
- 不動産開発事業の成否が市場環境に直結しやすく、不況時には在庫リスクや減損リスクが顕在化しやすい
- 大規模プロジェクト中心のビジネスモデルでは、単一案件の品質問題や遅延が収益全体に与えるインパクトが大きい
↗ 改善条件
- 受注案件の採算性見直しと発注条件の厳格化により、営業利益率を5%台へ引き上げることが実現すれば、キャッシュフロー改善が見込まれる
- プロジェクト管理の効率化と発注から回収までのサイクル短縮が実現すれば、営業CFの黒字化と財務体質の健全化が期待できる
- 高付加価値なエンジニアリング分野へのシフトが成功し、単価競争から脱却できれば、売上減少傾向の転換が可能となる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題・リスクとして「建設市場の縮小」「資材価格高騰」「為替変動」など外部要因を列挙するのみで、内部の受注品質管理やコスト構造改革への具体的な言及が薄い。
言行一致チェック
財務体質の強化・健全化
乖離営業CFが直近5期で3期連続赤字(直近-77億円)であり、利益のキャッシュ化が機能していない。
技術開発や人材育成にも注力し、企業価値の向上を目指す
不明平均年収860万円は業界平均水準だが、売上成長率-0.3%に対し利益率向上(2.7%→3.1%)のみで、生産性向上の明確な数値的裏付けが不足。