東急建設株式会社(1720)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR6.1%で緩やかに成長しているが、純利益は過去4期でマイナスを含む変動が激しく、収益の持続性には課題が残る。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率37.4%と建設業界平均よりやや低め・純利益が過去4期で-75億円から66億円へ大幅なV字回復を遂げたが、安定性に欠ける
経営品質
★★★★★
東急グループのブランド力を背景に事業を維持しているが、外部環境要因への依存度が高く、内部での収益力強化策の実行力が数値に反映されていない。
競争優位(モート)
複合(ブランド・ネットワーク効果・独自技術)持続性:中
東急グループとの連携によるブランド力と都市機能維持技術が優位性となるが、建設業界の参入障壁は比較的低く、競争激化リスクがある。
✦ 主要な強み
- 営業CFが純利益の621%(約412億円)と極めて高いCF品質を維持し、資金調達力に優れる
- 東急グループとの連携により、都市開発や住宅分野で安定した受注基盤を有する
- 売上高が4年間で2315億円から2931億円へ6.1%のCAGRで成長し、市場シェアを維持・拡大している
⚠ 主要な懸念
- 純利益が過去4期で-75億円から66億円へ大きく変動し、収益の安定性に懸念がある
- 自己資本比率37.4%は、建設業界の財務健全性基準と比較するとやや低い水準にある
- 営業利益率3.0%は微増にとどまり、原材料高や人件費増によるコスト圧力を十分に吸収できていない
▼ 構造的リスク
- 技能労働者の減少と時間外労働規制により、受注能力と生産性が構造的に制約されるリスク
- 原材料価格の高止まりが長期化した場合、建設単価転嫁の遅れが利益率を圧迫する構造
- デジタル技術革新への対応遅れが、他社との差別化要因を失うリスク
↗ 改善条件
- 原材料価格の低下または、コスト増を完全に転嫁できる価格設定体制の確立
- デジタル技術導入による生産性向上で、人手不足を補完し、人件費効率を改善すること
- 高収益な不動産開発や海外事業の収益寄与率を高め、建設事業の利益変動を平準化すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として原材料価格高止まりや規制を挙げるが、内部コスト構造の改善策や価格転嫁の具体性に関する記述が薄い。
言行一致チェック
脱炭素・廃棄物ゼロ・防災減災を軸とした持続的価値向上
乖離営業利益率3.0%は業界平均水準だが、原材料高止まりの影響で利益率の拡大に苦戦している
人材とデジタル技術を競争優位の源泉とする戦略
不明平均年収889万円は業界平均水準だが、技能労働者不足という課題に対し、数値的な改善実績は明示されていない