株式会社安藤・間(1719)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年間でCAGR+4.8%と堅調に成長し、直近は+7.9%増。利益率も4.7%から8.3%へ改善され、収益の質が向上している。
財務健全性
★★★★★
直近の営業CFが112億円と、前年(-111億円)から改善したが、過去5期で3期がマイナスとなる不安定さがある。・営業CF/純利益比率が42%と低く、利益のキャッシュ化効率に課題が残る。
経営品質
★★★★★
利益率改善と年収向上で戦略実行を示したが、投資CFの不安定さから、成長投資の継続性にはまだ課題が残る。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
ICT/AI活用やBIM/CIMによる施工効率化は強みだが、建設業界全体で同様の技術導入が進んでおり、他社との差別化は容易ではない。
✦ 主要な強み
- 直近の営業利益率が8.3%と前年比で大幅改善し、収益性が強化されている。
- 平均年収1005万円と高い水準で人材を確保し、人的資本への投資が成果に繋がっている。
- 自己資本比率46.3%と財務基盤が堅固で、ROEも17.1%と高い資本効率を維持している。
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが過去5期で3期がマイナスとなるなど、キャッシュフローの安定性に懸念がある。
- 営業CF/純利益比率が42%と低く、帳簿上の利益が現金として回収されるまでのタイムラグが大きい。
- 投資CFが直近のみプラスに転じたが、長期的な成長投資の継続的な拡大は確認できていない。
▼ 構造的リスク
- 建設業界全体での人手不足と高齢化が、技術導入による効率化の効果を相殺するリスクがある。
- 資材価格の変動リスクが収益性を直撃しやすく、価格転嫁の難易度が高い構造にある。
- 再生可能エネルギーや不動産開発など新規事業への参入により、既存建設事業とのリソース競合が発生する可能性。
↗ 改善条件
- 営業CFが純利益を安定的に上回る水準(比率100%以上)に改善されれば、内部資金による成長投資が可能となる。
- 資材価格高騰が収束し、かつBIM/CIM等の技術導入による生産性向上がコスト増を完全に吸収できれば、利益率の維持・拡大が見込める。
- 新規事業(エネルギー・不動産)からの収益貢献が安定し、建設事業単独のリスクヘッジが機能すれば、成長の質が向上する。
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「原材料価格高騰」を外部要因として挙げているが、利益率の改善実績から、コスト増を内部の生産性向上で吸収する努力は一定成果を上げている。
言行一致チェック
ICT/AI技術の活用による生産性向上と収益性改善
一致営業利益率が4.7%から8.3%へ大幅改善し、純利益も139億円から264億円へ倍増している。
人的資本への積極的な投資
一致平均年収が1005万円と業界水準より高い水準を維持している。
成長投資の強化
乖離投資CFが直近16億円とプラスに転じたが、過去4期は全てマイナス(最大-61億円)であり、投資規模の拡大は限定的。