株式会社丹青社(9743)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR7.3%で着実に拡大し、直近は13.1%増と加速。純利益も34億円から39億円へ回復しており、成長の質は高い。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が26%と低く、利益のキャッシュ化効率に課題がある(純利益39億円に対し営業CFは10億円)
経営品質
★★★★★
売上成長と利益回復は評価できるが、キャッシュフローの質(26%)や利益率の伸び悩み(5.6%)から、成長投資と収益性のバランス調整に課題が残る。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
空間設計・施工の高度な技術力とノウハウを有するが、参入障壁が極めて高い業界構造ではないため、競合との差別化維持には継続的なイノベーションが不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率61.6%と極めて健全な財務体質を維持
- 直近5期で売上高が627億円から919億円へ着実に拡大(CAGR 7.3%)
- ROE 12.3%と自己資本に対する収益効率が高い
⚠ 主要な懸念
- 営業CF/純利益比率が26%と低く、利益のキャッシュ化効率が低い
- 営業利益率が5.6%と低水準であり、コスト増への転嫁力が限定的
- 人手不足という構造的課題に対し、利益率改善という成果が伴っていない
▼ 構造的リスク
- 建築・内装業界特有の人手不足が、高コスト化と生産性低下を招く構造的問題
- BtoB中心の事業構造により、景気変動や設備投資縮小の影響を直接受ける脆弱性
- 技術力に依存するビジネスモデルであり、人材流出や後継者不足が事業継続を脅かすリスク
↗ 改善条件
- デジタル技術の活用による業務効率化が実現され、人件費対売上高比率が改善されれば利益率の拡大が見込まれる
- サステナビリティ対応や海外展開が成功し、単価の高い高付加価値案件の比率が高まれば収益性が向上する
- 生産性向上のための組織改革が定着し、平均年収の上昇が利益率低下に直結しない構造になれば経営品質が改善する
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「外部環境(景気・物価高)」への言及が散見される一方、人手不足対策としての具体的な生産性向上の数値目標や、利益率改善への内部構造改革の具体策が明示されていない。
言行一致チェック
基盤整備と新規領域への挑戦を推進し、長期的な企業価値向上を目指す
乖離売上は成長しているが、投資CFが直近で9億円と前年比で拡大している一方で、営業CFが純利益の1/4程度に留まっている。
人手不足の解消と人材育成、生産性向上を重視
不明平均年収は848万円と業界水準と比較して明確な高水準を示すものの、営業利益率の改善(4.8%→5.6%)は緩やかであり、生産性向上のインパクトは限定的。