株式会社ジャステック(9717)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比9.0%増と堅調だが、CAGRは4.9%と緩やか。営業利益率は15.2%から14.8%へ低下しており、成長の質は頭打ち傾向にある。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
財務基盤は極めて堅実だが、経営陣の「人財投資」や「収益性改善」へのコミットメントと、実際の数値改善(利益率低下、人材確保難)の間に乖離が見られる。
競争優位(モート)
独自技術・スイッチングコスト持続性:中
オリジナル生産管理システムと「一分野一社」による顧客密着が強みだが、人材不足が技術継承やシステム維持を脅かすリスクがある。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率84.9%と極めて高い財務健全性
- 直近5期で売上高が171億円から208億円へ着実に拡大
- 営業CFが純利益を上回る水準を維持し、キャッシュフロー品質が高い
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が15.2%から14.8%へ低下傾向にある
- 売上CAGR(4年)が4.9%と成長ペースが鈍化している
- 営業CFが直近で22億円から17億円へ減少し、資金繰りの変動リスクがある
▼ 構造的リスク
- 「一分野一社」の顧客集中型モデルが、特定業界の景気変動やレガシーシステム刷新の遅延に脆弱である
- 高度な技術力に依存するビジネスモデルにおいて、人材不足が直接的な収益制約要因となっている
- 開発体制の外部依存度が高まる中で、品質管理と納期遵守を維持する難易度が上昇している
↗ 改善条件
- 採用難易度の改善と離職率低下が実現し、開発体制の安定化が見込まれる場合
- コンサルティングや上流工程へのシフトが成功し、営業利益率が15%台前半へ回復する場合
- 2025年問題に伴うレガシー刷新需要を、自社のオリジナルシステムで確実に取り込む場合
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「人材獲得競争」「2025年問題」「為替」「中国不動産」など外部要因を列挙しており、自社の採用戦略や事業ポートフォリオの内部見直しへの言及が薄い。
言行一致チェック
人財に投資する・要員育成強化
乖離平均年収524万円(直近)だが、採用・離職率改善の課題が認識されており、数値上の明確な上昇トレンドや定着率改善の裏付けが不足している。
コンサルティングを柱に育てる・上流進出
乖離営業利益率が15.2%から14.8%へ低下しており、高付加価値化による収益性向上の効果が現時点では確認できない。
ノウハウを資産化する
不明自己資本比率84.9%と極めて健全だが、投資CFが直近でプラス(11億円)に転じており、内部留保の再投資ペースは緩やか。