太平洋工業株式会社(7250)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは8.2%と堅調だが、直近売上は-0.6%と頭打ち。電動車向け新製品開発が軌道に乗るか否かが成長の質を分ける。
財務健全性
★★★★★
直近売上高が前年比-0.6%と減少・営業利益が前年比-5.5%(145→137億円)と低下
経営品質
★★★★★
財務基盤は厚く(自己資本比率57.6%)、CF品質も良好(177%)だが、直近の利益率低下と売上減少に対し、経営陣の具体的な対策数値が示されていない。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
プレス・樹脂・バルブの多様な技術と顧客との長期的信頼関係が基盤。ただし、電動車移行による部品需要構造変化への適応が持続性を左右する。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率57.6%と極めて健全な財務体質
- 営業CF/純利益が177%と高いキャッシュフロー品質
- 4年間の売上CAGRが8.2%と中長期的な成長軌道にある
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が7.0%から6.6%へ低下
- 直近売上高が前年比-0.6%と減少傾向
- 原材料価格高騰等の外部要因による収益性悪化リスクが顕在化
▼ 構造的リスク
- 自動車産業のEVシフト加速に伴い、従来のプレス・バルブ製品需要が縮小する構造変化リスク
- 自動車メーカーとの価格競争激化により、原材料費増加分を転嫁できない場合の利益率圧迫リスク
- グローバル展開における為替変動と地政学リスクが収益に直結する構造
↗ 改善条件
- 電動車向け高付加価値製品の受注が拡大し、売上減少を逆転させること
- 原材料費高騰を顧客へ適切に転嫁できる価格交渉力の維持・強化
- 生産効率化による製造原価の改善により、営業利益率を7%台へ回復させること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「為替」「原材料」「外部環境」を列挙しているが、利益率低下の内部要因(コスト転嫁の遅れ等)への言及が薄い。
言行一致チェック
電動車向け製品の拡販、新市場開拓による売上と利益の共成長
乖離直近売上高は-0.6%減、営業利益も145億円から137億円へ減少しており、拡販効果は現時点で財務数値に反映されていない。
サステナビリティ経営の推進
不明自己資本比率57.6%と財務基盤は厚いが、利益率低下(7.0%→6.6%)により内部留保の質が問われる。