株式会社荏原製作所(6361)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR13.4%、直近売上高14.1%増と高成長を維持。純利益も245億円から714億円へ急拡大しており、単なる規模拡大ではなく収益性の伴った有機的な成長が確認される。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
売上・利益のダブル成長とROE17.4%の達成、そして投資CFの拡大により、掲げた戦略を確実に実行に移している。CF品質141%も経営の質の高さを示す。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:高
水・空気・環境分野の長年の技術蓄積と、ポンプからタービンに至る広範な製品ポートフォリオが、社会インフラにおける高いスイッチングコストと信頼性を生んでいる。
✦ 主要な強み
- 直近4年間の売上CAGRが13.4%と、堅調かつ持続的な成長軌道にある。
- 営業CF/純利益が141%と極めて高く、利益のキャッシュコンバージョン能力が優秀。
- 自己資本比率47.1%、ROE17.4%と、財務基盤が盤石で株主還元力も高い。
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が11.3%で横ばいであり、売上高が14.1%増えたにもかかわらず利益率の拡大が限定的。
- 投資CFが-486億円と過去最大規模の支出となっており、将来のキャッシュフローへの負担懸念。
- 平均年収が約949万円と業界トップクラスであり、人件費高騰によるコスト圧力リスク。
▼ 構造的リスク
- グローバル展開に伴う為替変動リスクが収益に直結する構造(海外売上比率の高さ)。
- 社会インフラ・環境規制強化への対応コスト増が、価格転嫁の難易度と競合する構造。
- 高度情報化社会への対応遅延が、既存のハードウェア中心のビジネスモデルの競争力を削ぐリスク。
↗ 改善条件
- 為替変動リスクヘッジの強化と、海外現地生産比率の向上により、収益安定性が改善される。
- 高付加価値ソリューションへのシフトが成功し、営業利益率が12%台へ回復する。
- デジタル技術との融合による新製品開発が加速し、市場競争優位性が再確認される。
経営姿勢
責任転嫁傾向:低い(内部要因重視)
為替や規制などの外部リスクを列挙しつつも、ROIC経営の深化や対面市場別組織への移行など、内部構造改革による解決策を具体的に提示しており、他責傾向は低い。
言行一致チェック
成長投資の積極的な実施
一致投資CFが直近期に-486億円と、4期前の-291億円から大幅に悪化(支出増)しており、投資強化の姿勢が数値で裏付けられている。
ROIC経営の深化と収益性改善
一致営業利益率が11.3%で横ばいだが、売上高が14.1%増えた中で営業利益を980億円(前年比約14%増)に引き上げ、純利益率8.2%、ROE17.4%を達成している。
人材の確保と育成(平均年収向上)
一致直近の平均年収が約949万円と高水準であり、人材確保への投資がなされている。