株式会社システムインテグレータ(3826)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上48億円に対し純利益6億円と収益性は高いが、営業CFが-4億円とキャッシュフローの質が低く、成長の持続性を示す内部資金創出能力に課題がある。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比が-62%とキャッシュフローの質が極めて低い・自己資本比率82.6%は高いが、直前期の自己資本4億円からの急増(41億円)は非経常的な要因(新株発行等)による可能性が高い
経営品質
★★★★★
高い自己資本比率と利益率は評価できるが、営業CFの悪化と成長目標への乖離、内部課題への言及不足から、実行力と誠実さには改善の余地がある。
競争優位(モート)
独自技術・スイッチングコスト持続性:中
「GRANDIT」等既存パッケージの蓄積とBtoB業務プロセスへの深層統合により一定のスイッチングコストを有するが、AI・クラウド分野での競合激化により優位性の維持は不透明。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率82.6%とROE158.7%を示す極めて健全な財務基盤
- 売上48億円に対し純利益6億円(純利益率12.2%)と高い収益性
- BtoB特化型のパッケージソフトウエアによる安定した収益基盤
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが-4億円と純利益6億円に対してマイナスであり、キャッシュフローの質が極めて低い
- 自己資本が直前期4億円から直近期41億円へ急増しており、非経常的な要因による資本構成の変化が懸念される
- 営業利益率5.7%は業界平均水準だが、成長投資を伴う拡大には資金力が不足している可能性
▼ 構造的リスク
- 営業CFの悪化が継続する場合、成長戦略(新規事業・人材投資)を内部資金のみで賄うことが困難になる構造
- パッケージソフトウエア事業において、AI・クラウド技術への対応遅延が即座に競争優位性の喪失に直結する構造
- BtoB市場における価格競争激化により、高い純利益率(12.2%)を維持することが困難になる構造
↗ 改善条件
- 営業CF/純利益比がプラスに転じ、内部資金による成長投資が可能になること
- 開発生産性の向上により、売上拡大に伴う人件費増を吸収し、営業利益率を10%以上に引き上げること
- 既存パッケージ事業のストック型収益比率を高め、営業CFの安定化を図ること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
人材確保難や価格競争を「外部環境」として列挙しているが、開発生産性向上や営業企画力強化という内部課題への具体的な数値目標や対策が明示されていない。
言行一致チェック
2032年に売上120億円、営業利益20億円を目指す成長戦略
乖離直近売上48億円、営業利益3億円。成長目標達成には約2.5倍の売上拡大と利益率の大幅改善が必要だが、営業CFの悪化が成長投資の足かせとなっている。
優秀な人材の確保及び育成
不明平均年収656万円はIT業界平均水準だが、採用競争激化リスクを認識しつつも、CF悪化による投資余力の低下が人材投資の持続性を懸念させる。