株式会社電算システム(3630)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR10.8%、直近売上高13.8%増と堅調な成長。営業利益率も5.6%から6.2%へ改善しており、規模拡大と収益性の両立が図られている。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率33.0%(業界平均水準だが、成長投資を考慮するとやや低め)・投資CFが直近-19億円と前年比拡大(M&Aや設備投資の積極化を示す)
経営品質
★★★★★
成長投資と収益性改善の両立が数値で裏付けられており、経営陣の戦略実行力と誠実さは高い。CF品質(142%)も良好。
競争優位(モート)
複合(顧客基盤・技術力・多角化)持続性:中
長年の実績と信頼に基づく顧客基盤と、情報セキュリティ・BPOなど多様なポートフォリオが強み。ただし、競合激化リスクがあり、独自技術による絶対的な参入障壁は限定的。
✦ 主要な強み
- 高いCF品質:営業CF/純利益が142%と、利益の現金化能力が極めて高い。
- ROE 17.6%:自己資本効率が高く、株主還元や再投資の余力がある。
- 堅調な成長:4年CAGR 10.8%、直近売上高13.8%増と、市場環境に関わらず成長を継続。
⚠ 主要な懸念
- 自己資本比率33.0%:成長投資(投資CF-19億円)を考慮すると、財務レバレッジがやや高まるリスク。
- 営業利益率6.2%:業界平均と比較して高水準ではないため、コスト競争力や価格競争への耐性に課題が残る。
- 平均年収596万円:IT人材確保競争が激化する中で、他社との比較データがないため競争力の可視化が不十分。
▼ 構造的リスク
- BtoB依存リスク:顧客の業務効率化ニーズや予算縮小に直結するため、景気変動の影響を受けやすい。
- 技術陳腐化リスク:DX・セキュリティ分野は技術革新が急速であり、対応遅れが即座に競争力低下に繋がる。
- 人材依存構造:システム開発・BPOは人的サービスが主であり、優秀な人材の流出が事業継続性を脅かす。
↗ 改善条件
- DX・セキュリティ分野での新規受注拡大により、営業利益率を8%以上へ引き上げることができれば、収益構造の強化が見込まれる。
- M&Aによるシナジー効果の発現と、海外展開の成功により、国内市場の飽和リスクを回避し、成長軌道が維持される。
- 平均年収の引き上げや福利厚生の充実により、優秀な人材の定着率が向上すれば、サービス品質の低下リスクが軽減される。
経営姿勢
責任転嫁傾向:低い(内部要因重視)
リスク要因として外部環境(感染症等)を挙げる一方で、具体的な内部課題(DX対応、人材確保)への言及も明確に行っており、責任転嫁の傾向は低い。
言行一致チェック
成長投資の強化(M&A、DX推進、海外展開)
一致投資CFが-7億円から-19億円へ拡大し、自己資本も109億円から158億円へ急増(利益留保と資本増強)。
収益性改善と人材重視
一致営業利益率が5.6%→6.2%へ改善。平均年収596万円(直近値)。