北陸電力株式会社(9505)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGRで7.6%成長し直近も6.2%増と堅調。しかし、純利益は過去に赤字を計上しており、利益成長の安定性にはまだ課題が残る。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率が21.6%と低水準(業界平均と比較して低い)・直近の営業CF(1523億円)が1期前(2233億円)から約32%減少・投資CFが-2341億円と過去最大規模の資金流出
経営品質
★★★★★
投資は積極的だが、自己資本比率の低さや利益率の低下を懸念。外部環境要因への言及が多く、内部課題への対策の具体性に欠ける印象。
競争優位(モート)
規制・地域独占持続性:中
北陸三県での地域独占供給権と豊富な水力資源が基盤。ただし、電力自由化により新規参入との競争激化リスクが存在し、完全な独占ではない。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が234%と極めて高く、利益のキャッシュ化能力が優秀
- 直近5期で売上高が6138億円から8583億円へ拡大し、成長軌道にある
- 水力発電を主力とする再生可能エネルギー資源を保有し、脱炭素化への対応基盤がある
⚠ 主要な懸念
- 自己資本比率が21.6%と低く、財務レバレッジが高くリスク耐性が低い
- 営業利益率が14.2%から11.8%へ低下しており、収益性の悪化傾向
- 投資CFが-2341億円と巨額であり、キャッシュフローの逼迫リスク
▼ 構造的リスク
- 電力自由化による競争激化で、地域独占のメリットが薄れ収益圧迫のリスク
- 水力発電に依存する構造上、渇水や自然災害による発電量変動が収益に直結するリスク
- 規制当局による電気料金の設定変更リスクが経営成績に与える影響が大きい
↗ 改善条件
- 水力発電の安定稼働と新規再生可能エネルギー事業の収益化が実現すれば、利益率の改善が見込まれる
- 自己資本比率の引き上げ(内部留保の蓄積または資本増強)が実現すれば、財務健全性が向上する
- 電力自由化下での競争優位性を確立し、料金競争に勝てる新サービス・新事業が確立されれば、成長が持続する
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「電力自由化」「エネルギー政策変更」「自然災害」を列挙しており、内部の収益構造改善やコスト管理への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
自己資本拡充を重点施策として推進
乖離自己資本は4期前(3557億円)から直近(4008億円)へ増加したが、自己資本比率は21.6%と依然として低水準
収支改善と利益拡大
乖離営業利益率は14.2%から11.8%へ低下。純利益は過去に赤字を計上し、直近も前年比で増加しているが、利益率の低下は懸念
新事業領域の拡大
一致投資CFが-2341億円と過去最大規模。新事業や電源開発への投資は積極的だが、収益化までのタイムラグが利益率を圧迫している可能性