日本電子株式会社(6951)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR15.5%、直近売上12.8%増と高成長を維持。営業利益率18.0%へ改善され、規模の経済と高付加価値化が同時に実現されている。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
売上・利益ともに高い成長率を維持し、利益率も改善。CF品質も良好で、経営陣の掲げる成長戦略が数値として明確に裏付けられている。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:高
半導体・ライフサイエンス分野でニッチかつ高機能な計測装置を独占し、顧客の課題解決に直結する独自技術と長年の信頼関係が参入障壁となっている。
✦ 主要な強み
- 4年間の売上CAGRが15.5%と、半導体・ライフサイエンス需要の取り込みにより堅調な成長を遂げている。
- 自己資本比率61.4%と財務基盤が極めて厚く、ROE14.9%も高い水準で資本効率が良い。
- 営業CF/純利益が124%と利益のキャッシュコンバージョンが極めて高く、内部資金調達力が強い。
⚠ 主要な懸念
- 純利益が直近187億円に対し、1期前は217億円と若干の減益傾向が見られ、利益の安定性に注意が必要。
- 投資CFが直近-9億円と前年(-180億円)に比べ大幅に縮小しており、今後の大型投資やM&Aのペースが不明確。
- 平均年収データが直近1期のみ(828万円)しかなく、人件費効率や人材戦略の推移を長期的に評価する情報が不足している。
▼ 構造的リスク
- 半導体製造装置は景気循環に敏感であり、顧客の設備投資減速が売上に直結する構造リスクがある。
- ライフサイエンス分野は研究開発費の削減傾向や予算制約の影響を受けやすく、需要変動のリスクを内包する。
- グローバル展開に伴い、為替変動や地政学的リスクによるサプライチェーン分断のリスクが構造的に存在する。
↗ 改善条件
- 半導体市場の設備投資サイクルが上向き転じ、顧客の発注が回復すれば売上・利益の安定成長が見込まれる。
- ライフサイエンス分野での新製品発売や既存顧客へのソリューション拡販が成功すれば、成長の質がさらに高まる。
- 原材料価格高騰が収束し、為替変動リスクをヘッジする体制が確立されれば、利益率の維持・向上が期待できる。
経営姿勢
責任転嫁傾向:低い(内部要因重視)
リスク要因として外部環境(為替・原材料)を列挙しているが、それらへの対応として「技術革新への継続的投資」や「分野別ソリューション強化」という内部主導の対策を明確に提示しており、責任転嫁傾向は低い。
言行一致チェック
分野別ソリューション強化と成長投資の推進
一致売上高が4年で1104億円から1967億円へ拡大し、営業利益率も15.8%から18.0%へ改善。投資CFは直近-9億円と抑制されつつも、利益成長を伴う健全な成長を実現。
収益性改善と効率化
一致営業利益率が18.0%に達し、純利益率9.5%を維持。営業CF/純利益が124%と利益の質も高い。