アルプスアルパイン株式会社(6770)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR8.4%で着実に成長しているが、直近の売上成長率2.7%は鈍化傾向。純利益が過去に赤字を記録した経緯もあり、成長の質は安定化途上。
財務健全性
★★★★★
直近5期で純利益が2期にわたり赤字(-298億円、-38億円)を記録し、収益のボラティリティが高い。・投資CFが過去4期連続でマイナス(直近-17億円)であり、成長投資が継続しているが、収益化の遅れが懸念される。
経営品質
★★★★★
財務基盤は堅牢(自己資本比率56%)だが、利益の回復に時間がかかり、外部環境要因への依存度が高いと判断される。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
感性工学と独自IC設計技術は強みだが、車載・モバイル市場での技術コモディティ化リスクと中国企業との激しい価格競争に晒されている。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が174%と極めて高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)が優秀。
- 自己資本比率56.1%を維持し、財務レバレッジリスクが低い。
- 4年間の売上CAGRが8.4%と、長期的な成長軌道を描いている。
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率3.4%は、過去の高収益期と比較して依然として低水準。
- 純利益が過去5期で2回赤字を記録しており、収益の安定性に課題がある。
- 投資CFが過去4期連続でマイナスであり、投資対効果の早期発現が求められている。
▼ 構造的リスク
- 車載・モバイル市場における技術の標準化(コモディティ化)により、独自技術による価格優位性が失われるリスク。
- 中国資本企業の台頭による価格競争の激化で、利益率が構造的に圧迫されるリスク。
- グローバルサプライチェーンの分断リスク(地政学)が、コスト構造や納期に与える不確実性。
↗ 改善条件
- モビリティ事業における高付加価値製品の収益化が具体化し、営業利益率が5%台に回復すること。
- 地政学リスクを回避するサプライチェーン再編が完了し、原材料コストや物流コストが安定すること。
- センサー・コミュニケーション事業での独自IC設計技術が、競合他社との差別化要因として明確に機能し、単価維持を実現すること。
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「地政学リスク」や「中国資本の台頭」を明確に挙げる一方、内部の収益構造改善策や具体的なコスト削減計画への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
ROIC経営の推進と経営基盤の強化
一致自己資本比率56.1%と健全だが、直近の営業利益率3.4%は前年比2.0%から改善したものの、過去の高水準回復には至っていない。
高付加価値製品へのシフト
乖離売上高は増加しているが、純利益が過去に大幅な赤字を計上しており、高付加価値化による収益定着には時間がかかっている。