住友精密工業株式会社(6355)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
直近売上は5.6%増と回復したが、4年CAGRは-1.9%と長期的には縮小傾向。利益はV字回復したが、過去5期で純利益が3回マイナスと成長の安定性に欠ける。
財務健全性
★★★★★
直近5期で純利益が3回マイナス(-26億円、-24億円など)と収益の不安定さが顕著・自己資本比率38.1%は健全だが、直近の純利益23億円に対し自己資本が292億円とROE8.7%は中程度
経営品質
★★★★★
V字回復を遂げているが、長期的な成長曲線(CAGR -1.9%)の改善が見えず、リスク要因の分析が外部依存に偏っている点で改善の余地がある。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
航空宇宙や半導体装置向け精密加工技術に強みを持つが、技術革新スピードへの対応が課題であり、他社との差別化維持には継続的なR&D投資が不可欠。
✦ 主要な強み
- 直近の営業利益率4.3%と純利益率5.3%の回復により、収益性が改善
- 営業CF/純利益が162%と、利益のキャッシュ化能力が高く、財務の質は良好
- 航空宇宙や半導体装置など高付加価値分野への技術的参入により、BtoBで安定した顧客基盤を維持
⚠ 主要な懸念
- 過去5期で純利益が3回マイナス(-26億円、-24億円など)と収益の安定性に欠ける
- 4年間の売上CAGRが-1.9%と、長期的な成長トレンドが負の方向にある
- 原材料価格高騰や為替変動への対応が不透明で、利益率の安定化が課題
▼ 構造的リスク
- 技術革新のスピードが速く、自社技術が陳腐化した場合の競争力低下リスク
- 原材料価格の高騰や供給不安定が、高付加価値製品のコスト構造に直結するリスク
- 航空宇宙や半導体など特定セグメントへの依存度が高く、業界サイクルの影響を受けやすい構造
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰や為替変動を吸収できる価格転嫁体制の確立が実現すれば、利益率の安定化が見込まれる
- 航空宇宙や半導体分野での新製品開発が成功し、売上CAGRをプラスに転じれば、成長軌道への復帰が期待される
- 内部統制やコンプライアンス体制の強化により、経営リスクを低減し、投資家の信頼回復が実現すれば、資金調達が容易になる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
リスク要因として「為替」「原材料」「外部環境」を列挙するのみで、内部コスト構造や価格転嫁の具体策への言及が薄く、外部要因への依存度が高い。
言行一致チェック
経営基盤強化と新規事業創出を両立し、技術差別化で収益確保を目指す
一致営業利益率が-1.2%から4.3%へ改善し、純利益も23億円と黒字化。営業CF/純利益が162%とキャッシュフローの質は高いが、4年CAGRはマイナス。
持続可能な社会を支える世界一の『精密』を創る
不明投資CFは直近-14億円と過去5期平均並みで、積極的な設備投資拡大は見られない。