DMG森精機株式会社(6141)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR13.3%と成長軌道にあるが、直近売上は0.3%増と頭打ち。利益率は10.3%から8.1%へ低下しており、成長の質は減速傾向にある。
財務健全性
★★★★★
直近純利益が339億円から77億円へ急減(約77%減)・営業利益率が10.3%から8.1%へ低下・自己資本比率39.4%は健全だが、利益率低下が資本効率を圧迫
経営品質
★★★★★
長期目標は掲げるが、直近の財務実績(利益率低下、成長停滞)との整合性が取れておらず、外部要因への依存度が高い。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
高精度な工作機械とソフトウェア・サービスによるトータルソリューション提供は強みだが、為替や地政学リスクに脆弱で、競争優位は外部環境に左右されやすい。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比が579%と極めて高く、利益のキャッシュ化能力が優秀
- 4年間の売上CAGRが13.3%と中長期的な成長基盤を維持
- 自己資本比率39.4%と財務基盤は比較的健全
⚠ 主要な懸念
- 直近の純利益が前年比で約77%急減(339億円→77億円)
- 営業利益率が10.3%から8.1%へ低下し、収益性が悪化
- 直近売上高が前年比0.3%増とほぼ横ばいで、成長の加速が見られない
▼ 構造的リスク
- 工作機械市場の景気循環に収益が直結しやすく、需要減速時に利益が急変する構造
- グローバル展開に伴い、為替変動や地政学リスク(貿易政策)が収益に与える影響が極めて大きい
- 競合他社との価格競争や技術革新競争が激化する中で、高単価化(MX)が維持できるか不透明
↗ 改善条件
- 為替レートが安定し、輸出収益への悪影響が解消されれば、利益率の回復が見込まれる
- MX(マシニング・トランスフォーメーション)による高付加価値製品の受注が拡大し、単価上昇が利益に転化されれば成長が加速する
- 国内・海外の製造業設備投資サイクルが上向き、工作機械需要が回復すれば売上成長が再燃する
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「為替」「貿易政策」「外部環境」を列挙する一方で、利益率低下の内部要因(コスト構造や価格競争力)への具体的な対策言及が不足している。
言行一致チェック
2030年までに売上8,000億円、営業利益1,200億円を達成し、フリーキャッシュフロー最大化を目指す
乖離直近売上5,409億円(前年比+0.3%)、営業利益437億円(前年比-21%)。利益率低下と成長停滞により目標達成への乖離が拡大している。
MX推進による高付加価値化とサービス収益の拡大
乖離営業CF/純利益が579%と高いが、純利益自体が急減しており、収益構造の転換が利益に直結していない。