中央発條株式会社(5992)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR10.2%で堅調な成長を遂げているが、直近の営業利益率4.0%は前年比3倍の改善ながら、純利益率1.7%と低水準。売上拡大に対する利益の伴走性は依然として脆弱。
財務健全性
★★★★★
営業利益率4.0%は業界平均と比較して低く、収益構造の改善余地が大きい・ROE2.0%は自己資本効率の低さを示唆
経営品質
★★★★★
原価低減による利益率改善(1.1%→4.0%)は実行力の高さを示すが、ROE2.0%という低水準は資本効率への課題が残っており、成長投資と利益創出のバランス改善が求められる。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
ばね技術における高い技術力とグローバル顧客基盤を有するが、自動車業界の電動化・自動運転への技術転換リスクが存在し、優位性の維持には継続的なイノベーションが不可欠。
✦ 主要な強み
- 営業CFが純利益の5倍以上(513%)となり、キャッシュフローの質が極めて高い
- 売上高が4年間で747億円から1102億円へ10.2%のCAGRで拡大し、市場シェアを維持・拡大
- 自己資本比率56.7%と財務基盤が安定しており、財務リスクは低い
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率4.0%は前年比で改善したものの、依然として低収益体質
- ROE2.0%は自己資本に対する収益性が低く、株主還元や成長投資の原資余力に課題
- 純利益が営業利益の約43%に留まる一方、投資CFが-81億円と拡大しており、成長投資の負担が大きい
▼ 構造的リスク
- 自動車業界の電動化(EV化)により、従来のばね・ケーブル需要が縮小・変化するリスク
- 自動車メーカーの価格競争力強化に伴う、部品メーカーへの原価圧力が継続する構造
- グローバルサプライチェーンにおける地政学リスクや原材料価格変動への脆弱性
↗ 改善条件
- 電動化・自動運転技術に対応した新製品ラインナップが確立され、高付加価値化が実現されれば利益率の改善が見込まれる
- 原価低減施策が定着し、売上成長率(+9.1%)に比例して営業利益率が中長期的に5%台へ定着すればROEが改善する
- 投資CFの効率化により、成長投資からのリターンが早期に回収されれば財務健全性がさらに強化される
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「電動化・自動運転への対応」や「外部環境」を挙げるが、具体的な内部技術開発の進捗やコスト構造の根本改革への言及が薄く、業界全体の課題として処理する傾向がある。
言行一致チェック
画期的な原価低減を柱に中期経営計画を推進
一致直近の営業利益率が1.1%から4.0%へ大幅改善し、原価低減施策が一定の成果を上げている
信頼され続ける製品づくり(品質・コンプライアンス)
一致純利益が営業利益の約43%(19億/44億)と高いが、CF品質(営業CF/純利益)が513%と極めて高く、利益の質は高い