三協立山株式会社(5932)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は微増(+1.8%)だが、純利益は赤字転落(-23億円)しており、成長の質は極めて低い。原材料高騰によるコスト増を価格転嫁できず、収益性が崩壊している。
財務健全性
★★★★★
営業利益率0.4%(前年1.1%)の急落・純利益-23億円の赤字化・自己資本比率31.6%(財務レバレッジ高)・CF品質-138%(利益の質が極めて低い)
経営品質
★★★★★
投資は行っているが、利益率の低下と赤字化という結果から、外部環境への依存度が高く、内部の経営改善実行力に疑問が残る。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
国内最大級の生産能力と多角化ポートフォリオを持つが、建材業界は参入障壁が比較的低く、価格競争に晒されやすい構造。
✦ 主要な強み
- 国内最大級の生産能力を有し、供給網の安定性を担保
- 建材・マテリアル・商業施設・国際事業の多角化により、単一市場依存リスクを分散
- 自己資本948億円を保有し、一定の財務基盤は維持されている
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率0.4%と前年比で半減し、収益性が脆弱化
- 純利益が-23億円と赤字に転落し、ROEが-2.3%に悪化
- CF品質が-138%と、利益の現金化能力が著しく低下している
▼ 構造的リスク
- 建材業界特有の原材料価格変動リスクを、製品価格への転嫁で吸収しきれていない構造的問題
- 国内建設市場の構造的縮小に対し、海外市場や新分野での代替需要創出が追いついていない
- 高金利環境下での自己資本比率31.6%という財務レバレッジの高さが、資金調達コスト増を招くリスク
↗ 改善条件
- 原材料費高騰を製品価格に完全に転嫁できる価格設定力の回復
- 国内市場縮小を補うための海外事業または新分野(EV関連等)での収益拡大
- コスト構造の抜本的見直しによる営業利益率の2%台への回復
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「国内建設市場の縮小」「EV市場の伸び率鈍化」「諸資材価格や物流費の上昇」を外部要因として列挙しており、内部の価格転嫁力不足やコスト管理の課題への言及が薄い。
言行一致チェック
収益構造改革と成長投資を両立させ、持続的成長を目指す
乖離投資CFは-143億円と拡大しているが、営業利益率は0.4%まで低下し、純利益は赤字に転落。収益構造改革は失敗している。
多角化した経営を推進し、グローバル拠点展開による拡大を目指す
乖離売上は微増(+1.8%)に留まり、多角化によるシナジー効果は現時点で財務数値に反映されていない。