株式会社クレスコ(4674)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR10.3%、直近売上+11.4%と堅調な成長。営業利益率10.2%へ改善傾向にあり、利益成長も伴う有機的な拡大が確認される。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
売上・利益ともに目標に近づきつつあり、CF品質も108%と高い。ただし、人材確保という構造的課題への具体的な解決策数値が不足している点が評価の分かれ目。
競争優位(モート)
複合持続性:中
共創型パートナーシップと人的資本経営による顧客接点の深化が優位性だが、IT人材確保競争が激しく、独自技術によるスイッチングコストは限定的。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率71.1%と極めて健全な財務体質を有し、自己資本308億円を背景に安定した経営基盤を構築。
- 営業CF/純利益が108%と利益の質が高く、キャッシュフローが利益を十分に裏付けている。
- 4年間の売上CAGRが10.3%と安定的な成長軌道にあり、直近も11.4%増と加速傾向。
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率10.2%は目標の11.5%に届かず、収益性改善の余地が残されている。
- ITエンジニアの確保・育成がボトルネックとなっており、成長の上限を制約するリスクがある。
- 円安・物価高による調達コスト上昇が収益性を圧迫する外部環境リスクが顕在化している。
▼ 構造的リスク
- IT人材の需給バランス悪化により、採用コスト増と離職リスクが収益性を恒常的に圧迫する構造。
- BtoB ITサービス市場における価格競争の激化により、単価低下や利益率の縮小圧力が継続する可能性。
- プロジェクト型ビジネスの特性上、不採算プロジェクトの発生が利益率を大きく変動させるリスク。
↗ 改善条件
- AI・データアナリティクス等の高付加価値領域での受注比率向上が実現すれば、収益率の目標達成が見込まれる。
- 採用プロセスの効率化や社内育成体制の強化により、人材確保のボトルネックが解消されれば成長加速が期待される。
- デジタルソリューション事業の規模拡大と標準化が進めば、不採算プロジェクトの発生抑制と収益性向上が図られる。
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「ITエンジニアの確保」を挙げつつも、円安・物価高による調達コスト上昇をリスク要因として明確に列挙しており、内部対策とのバランスがやや不透明。
言行一致チェック
中期経営計画2026で営業利益率11.5%達成を目指す
一致直近の営業利益率は10.2%(前年比+0.5pt)で改善傾向にあるが、目標の11.5%にはまだ到達していない。
人的資本経営による多様な人材の協働と力最大化
一致平均年収662万円(直近期)を提示し、IT業界水準を維持・向上させる姿勢を示している。
デジタルソリューション事業の売上高増加と収益性向上
不明売上高は588億円と拡大しているが、セグメント別の収益性詳細は非公開のため、数値での完全な裏付けは困難。