デンカ株式会社(4061)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は微増(+2.8%)だが、純利益は赤字転落(-123億円)しており、成長の質は極めて低い。コスト増を価格転嫁できず、収益性が崩壊している。
財務健全性
★★★★★
純利益が-123億円で赤字(前年比119億円の黒字から転落)・CF品質が-151%(営業CF186億円に対し純利益がマイナス)・投資CFが-596億円と過去最大規模の資金流出
経営品質
★★★★★
経営陣は外部環境の悪化を主要因として認識しているが、数値上は投資拡大と利益減の矛盾が顕在化しており、実行力と誠実さに疑問符がつく。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
クロロプレンゴム等の特定分野で高度な技術とシェアを有するが、汎用化学品市場での価格競争や原材料価格変動の影響を受けやすく、優位性は限定的。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率47.0%と財務基盤は比較的堅牢
- 売上高は4003億円で過去5年平均(約3870億円)を上回る規模を維持
- ICT & Energy、Healthcare等、成長分野へのセグメント構成を有する
⚠ 主要な懸念
- 純利益が-123億円の大幅赤字に転落し、ROEが-3.9%と悪化
- 営業CF/純利益が-151%と、利益の質が著しく低下している
- 投資CFが-596億円と過去最大規模の資金流出により、キャッシュフローが逼迫
- 営業利益率が3.6%と低水準で、原材料高等のコスト増を吸収しきれていない
▼ 構造的リスク
- 原材料価格変動リスクに対する価格転嫁力の限界(利益率3.6%の低さから推察)
- 特定製品(クロロプレンゴム等)の事業構造が外部環境に脆弱で、抜本的対策を迫られている
- 投資計画の拡大と収益性の悪化が同時に進行する、投資対効果の低下リスク
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰が収束し、かつ製品価格への転嫁が実現されれば、営業利益率が改善する見込み
- 投資計画の効率化と特定事業(クロロプレンゴム等)の構造改革が完了し、投資CFが縮小すれば、財務健全性が回復する
- 3つ星事業の収益化が加速し、純利益が黒字転換すれば、ROEの改善と株価評価の底打ちが見込まれる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「世界情勢」「為替」「原材料」等の外部要因を列挙する一方で、クロロプレンゴム事業の抜本的対策や内部コスト構造の具体性に欠ける記述が目立つ。
言行一致チェック
ポートフォリオ変革、投資計画の見直し、コストダウンを徹底し企業価値向上を目指す
乖離投資CFが-596億円と過去最大規模で拡大しており、コストダウンと投資見直しの矛盾が生じている。また、営業利益率は3.6%と低水準で改善が不十分。
3つ星事業の推進による収益性改善
乖離純利益が-123億円の赤字に転落し、ROEも-3.9%と悪化している。