帝人株式会社(3401)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は微増(+1.6%)だが、営業利益は大幅な赤字(-718億円)に転落しており、成長の質は極めて低い。
財務健全性
★★★★★
営業利益率が-6.8%と大幅な赤字(直近1期前比-6.3ポイント悪化)・投資CFがプラス525億円(通常はマイナス)となり、減価償却費の回収が投資支出を上回る状態
経営品質
★★★★★
売上は微増しているが、利益率の悪化が著しく、経営陣の掲げる「収益性改善」が数値として裏付けられていない。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
炭素繊維やアラミドなど高度な素材技術と垂直統合型サプライチェーンを有するが、素材市場は汎用化が進み競争が激化している。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率43.2%と財務基盤は比較的安定している
- 営業CFが608億円と黒字を維持し、キャッシュフローの創出能力は健在
- 売上高が5年間で8365億円から10497億円へ拡大し、市場規模は拡大傾向
⚠ 主要な懸念
- 営業利益が-718億円と巨額の赤字を計上し、収益性が崩壊している
- 投資CFがプラス525億円となり、設備投資が縮小または減価償却費の回収に依存している可能性
- CF品質(営業CF/純利益)が771%と異常に高く、利益の質が低いことを示唆
▼ 構造的リスク
- 素材メーカーとしての価格転嫁能力が低下し、原材料高騰を内部吸収せざるを得ない構造
- 多角化された事業ポートフォリオが、特定のセグメントの不振を全体で吸収しきれないリスク
- 技術革新のスピードに対する対応遅れが、高付加価値製品のシェア低下を招く構造
↗ 改善条件
- 原材料価格の安定化と、製品価格への適切な転嫁が実現されれば、営業利益の黒字化が見込まれる
- 非中核事業の整理やコスト構造の抜本的見直しにより、固定費比率が低下すれば収益性が改善する
- 高付加価値素材(炭素繊維等)の需要回復と、技術的優位性の維持が実現されれば成長軌道へ回帰する
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
リスク要因として「為替」「原材料」「外部環境」を列挙するのみで、内部の収益構造改善策や具体的なコスト削減策への言及が薄い。
言行一致チェック
収益性改善、成長軌道への回帰
乖離営業利益率が-6.8%と過去最悪水準に転落し、純利益も79億円と微益に留まる
グローバル経営基盤の強化
乖離為替や原材料価格変動への言及が多く、内部構造改革の具体性が数値に反映されていない