株式会社クレハ(4023)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGRで+2.9%と緩やかな成長だが、直近は-9.0%と減速。EV需要減速や欧州景気後退により有機的成長が阻害されている。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益率が前年比1.4pt低下し5.8%に縮小・純利益が前年比約20%減の78億円に減少
経営品質
★★★★★
投資規模は拡大しているが、売上・利益の減少と乖離しており、外部環境への依存度が高い。誠実な自己評価より外部要因への言及が目立つ。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
高機能材料における技術力と多様なポートフォリオが強みだが、EV市場の減速や原材料高により競争優位が短期的に圧迫されている。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比が378%と極めて高いキャッシュフロー生成力
- 自己資本比率60.6%と財務基盤が堅牢
- 4年間の売上CAGRが+2.9%と長期的な成長軌道は維持
⚠ 主要な懸念
- 直近の売上高が1620億円と前年比-9.0%の大幅減収
- 営業利益率が7.2%から5.8%へ低下し収益性が悪化
- 純利益が前年比約20%減の78億円に縮小
▼ 構造的リスク
- EV市場の成長鈍化に依存するリチウムイオン電池用バインダー事業の収益構造
- 欧州市場への輸出依存度が高く、景気後退リスクに脆弱
- 原材料価格高騰に対する価格転嫁力の限界
↗ 改善条件
- EV市場の需要回復および新用途開拓によるバインダー事業の底上げ
- 原材料価格の安定化と、コスト増を吸収できる製品価格転嫁の実現
- 欧州景気回復に伴う海外需要の再燃
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題としてEV市場の成長鈍化、欧州景気後退、原材料高騰を列挙しており、内部の事業ポートフォリオ再編やコスト構造見直しの具体策への言及が薄い。
言行一致チェック
中長期的な企業価値向上と重点事業分野への資源集中
乖離投資CFは-394億円と過去最大規模で拡大しているが、売上は-9.0%と減少しており、投資対効果の発現に時間がかかっている
経営基盤強化
一致自己資本比率60.6%と健全だが、営業利益率の低下と純利益の減少が基盤の弱さを示唆