株式会社No.1(3562)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR4.7%で緩やかに成長中だが、直近の営業利益率は9.1%から7.3%へ低下。M&Aによる外延的成長と新規事業拡大は進んでいるが、収益性の質(利益率)は低下傾向にあり、成長の質は中程度。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益率が前年比1.8ポイント低下(9.1%→7.3%)・純利益が前年比33%減少(9億円→6億円)
経営品質
★★★★★
M&Aによる成長戦略は投資CFの拡大で裏付けられているが、利益率の低下と純利益の減少という財務結果との乖離が見られる。収益性の改善策が数値に反映されるまでのタイムラグ、またはM&Aコストの圧迫が懸念される。
競争優位(モート)
複合持続性:中
長年のOA機器販売による顧客基盤と信頼(スイッチングコスト)に加え、M&Aで獲得した情報セキュリティ・DX領域のシナジーが複合的な優位性を形成。ただし、OA市場の成熟化により競争優位は漸減するリスクあり。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が252%と極めて高く、利益のキャッシュ化能力が極めて高い(CF品質良好)
- 自己資本比率が51.4%と財務基盤が堅固で、M&Aや事業拡大のための財務的余力がある
- OA機器事業の顧客基盤と情報セキュリティ・DX領域の組み合わせによる多角的収益構造
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が前年比1.8ポイント低下し、収益性が悪化している
- 純利益が前年比33%減少しており、売上成長が利益に直結していない
- OA機器事業の成長鈍化が収益の足かせとなっており、新事業の収益貢献が追いついていない可能性
▼ 構造的リスク
- OA機器市場の成熟化・縮小に伴う既存事業からのキャッシュカウ減少リスク
- M&Aによる事業拡大が、短期的なコスト増や統合リスクにより収益性を圧迫する構造
- 情報セキュリティ・DX領域における競合他社との激しい価格競争・技術競争による利益率低下リスク
↗ 改善条件
- M&Aによる新規事業(情報セキュリティ・DX)の収益化が加速し、既存OA事業の減収を補うことが実現すれば、利益率の回復が見込まれる
- OA機器事業の構造改革(コスト削減・高付加価値化)が成功し、営業利益率が9%台前半に回復すれば、純利益の改善が見込まれる
- 経営人材の育成と生産性向上のためのシステム投資が成果を上げ、人件費対効果が高まれば、利益率の改善が見込まれる
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「OA機器市場の成長鈍化」「競争激化」を明確に列挙しており、外部環境への依存度が高い。一方で「構造改革」「人的資本経営」など内部課題への言及も併記されており、完全な他責ではない。
言行一致チェック
M&Aによる事業領域拡大とシナジー効果の追求
一致投資CFが直近で-6億円(1期前-2億円)と拡大し、M&Aや設備投資を強化している事実と一致
持続的な成長と企業価値向上(収益性改善)
乖離売上は+5.6%増だが、営業利益率は9.1%から7.3%へ低下し、純利益も9億円から6億円へ減少
人的資本経営の推進(平均年収向上)
不明平均年収537万円と記載されているが、過去5年間の推移データが不足しており、実質的な上昇トレンドの検証は不可