アツギ株式会社(3529)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR7.8%で成長しているが、直近の営業利益率-4.3%と純利益-4億円は、売上拡大が利益に転化していない非効率な成長を示す。
財務健全性
★★★★★
自己資本比率77.5%と財務基盤は堅牢・直近5期で4期が赤字(純利益-4億円)・営業CF/純利益が-110%と収益の質が極めて低い
経営品質
★★★★★
財務数値は赤字継続と利益率悪化を示しており、経営陣の「収益構造再構築」宣言と実態に大きな乖離がある。外部要因への言及が主で、内部改革の誠実な評価が見られない。
競争優位(モート)
独自技術持続性:中
機能性素材の開発力とD2Cブランド力は強みだが、競合他社との差別化が難しく、原材料価格変動の影響を受けやすい構造。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率77.5%と極めて高い財務健全性
- 4年間の売上CAGRが7.8%と着実な成長軌道
- D2C事業を通じた顧客接点の多角化
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が-4.3%と赤字幅が拡大
- 純利益が過去5期で4期が赤字(累計赤字)
- 営業CFが純利益に対して-110%とキャッシュフローの質が劣悪
▼ 構造的リスク
- BtoC中心のビジネスモデルにおける原材料価格変動への脆弱性
- 機能性素材市場における競合他社との価格競争による利益率圧迫
- D2Cチャネル拡大に伴う物流・マーケティングコストの固定化リスク
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰を価格転嫁で吸収し、営業利益率をプラス圏に回復させること
- D2C事業の売上規模拡大に伴い、変動費比率を下げ固定費効率を改善すること
- 新中期経営計画において具体的なコスト削減目標と実行スケジュールを提示し、利益率改善を実証すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「原材料価格高騰」「円安」「世界情勢」を列挙するのみで、内部のコスト構造改革や価格転嫁の具体策への言及が不足している。
言行一致チェック
収益構造の再構築と高付加価値商品の拡大
乖離売上高は219億円と増加しているが、営業利益率は-4.3%と悪化し、利益構造の再構築は未着手
D2C事業の強化
乖離売上成長率+3.2%はD2C強化の成果と推測されるが、利益率の悪化からコスト構造改革が追いついていない