SUMINOE株式会社 (旧会社名 住江織物株式会社)(3501)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR7.1%で緩やかに成長しているが、直近は+1.3%と鈍化。利益は売上増に追従せず、収益性の改善が伴っていない。
財務健全性
★★★★★
営業利益率が2.9%と低水準(目標5.0%との乖離)・ROEが1.8%と資本効率が悪化(目標8.0%との乖離)・純利益率が0.6%と極めて薄利
経営品質
★★★★★
数値目標と実績の乖離が顕著であり、外部環境要因への依存度が高い。収益性改善に向けた具体的な内部構造改革の兆しは数値上確認できない。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
独自の加飾技術とグローバルネットワークを強みとするが、自動車・インテリア業界の価格競争激化により、技術優位性が価格転嫁に直結しにくい構造にある。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が341%と極めて高く、利益の質(キャッシュコンバージョン)は良好
- 自己資本比率が39.1%と安定しており、財務レバレッジは低く健全
- 4年間の売上CAGRが7.1%と、業界全体の中で緩やかな成長軌道を維持
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が2.9%と低く、原材料高騰などの外部ショックに対して利益を吸収する余力が極めて薄い
- ROEが1.8%と低水準であり、株主資本に対する収益創出能力が不足している
- 営業CFが直近期に74億円から23億円へ急減しており、キャッシュフローの不安定化が懸念される
▼ 構造的リスク
- BtoB製造業としての価格転嫁力の限界:原材料高騰時に利益率を維持できない構造
- 自動車・インテリア需要の景気敏感度高さ:経済減速時に即座に受注が減少するリスク
- グローバル競争におけるコモディティ化:独自技術があっても価格競争に巻き込まれやすい業界構造
↗ 改善条件
- 原材料価格の高騰局面において、製品価格への完全な転嫁が実現されれば利益率の改善が見込まれる
- 高付加価値製品の売上構成比が向上し、価格競争から脱却できればROEの改善が見込まれる
- 為替変動リスクをヘッジする体制が強化され、海外収益の安定化が図られればCFの安定が見込まれる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「自動車市場の変動」「原材料価格高騰」「為替」を列挙しており、内部の価格転嫁力不足やコスト構造の硬直性への言及が薄い。
言行一致チェック
営業利益率5.0%、ROE8.0%の達成を掲げる「SUMINOE GROUP WAY 2025~2027 STEPⅡ」
乖離直近の営業利益率は2.9%、ROEは1.8%であり、目標値から大幅に乖離している。
収益性の向上と経営基盤の強化
乖離営業利益が30億円から33億円へ微増したが、売上高1048億円に対し利益率は低下傾向(3.2%→2.9%)。