株式会社朝日工業社(1975)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR6.9%と中長期的には成長基盤があるが、直近売上は0.3%増と頭打ち。利益率は改善したが、成長の質は横ばい。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が20%と極めて低く、利益のキャッシュ化効率に課題がある
経営品質
★★★★★
利益率改善という実績はあるが、営業CFの悪化と売上成長の鈍化を背景に、成長投資のスピードと実行力のバランスに懸念が残る。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
100年の歴史と高度なエンジニアリングノウハウを持つが、設備工事業界は参入障壁が比較的低く、価格競争に晒されやすい構造。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率52.0%と財務基盤が堅固で、自己資本利益率(ROE)16.1%と高い収益性を維持
- 営業利益率が前年比2.9ポイント改善し、7.9%まで回復し収益体質が強化された
- 4年間の売上CAGRが6.9%と、中長期的な成長軌道を描いている
⚠ 主要な懸念
- 営業CF/純利益比率が20%と著しく低く、帳簿上の利益が現金化されていない構造的問題
- 直近売上高が前年比0.3%増とほぼ横ばいで、成長の加速が見られない
- 平均年収1090万円は業界平均水準だが、人材確保競争における明確な優位性数値が提示されていない
▼ 構造的リスク
- 設備工事事業が公共・民間の建設サイクルに依存し、建築需要の減少が直接受注に響く構造
- 循環型経済への移行により、新築需要が減少し、既存設備のリニューアル需要へのシフトが迫られる
- 脱炭素技術への対応遅れが、環境基準の厳格化に伴う新規受注の逸失リスクとなる
↗ 改善条件
- 営業CF/純利益比率が50%以上へ改善し、利益のキャッシュ化効率が高まれば財務健全性が向上
- 新技術研究所の成果が製品化され、高付加価値機器販売比率が拡大すれば売上成長が加速
- 環境基準対応技術が確立され、規制強化市場でのシェア獲得が実現すれば収益性が再強化される
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
中国経済や資源価格高騰など外部要因を列挙する一方で、内部の生産性向上やコスト構造改革への具体的な言及が相対的に少ない。
言行一致チェック
新技術研究所の建設と研究開発強化による成長投資
一致投資CFが直近6億円と前年比で拡大しているが、絶対額は売上規模に対して限定的
収益性改善と企業価値向上
一致営業利益率が5.0%から7.9%へ改善し、ROEも16.1%と高い水準を維持