日本工営株式会社(1954)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR5.4%で着実に拡大し、直近は11%増と加速。利益率も6.1%から6.9%へ改善され、成長の質は高い。
財務健全性
★★★★★
営業CFが直近48億円で前年108億円から半減し、利益のキャッシュ化効率(CF品質)が73%に低下している点
経営品質
★★★★★
戦略実行による利益率改善は見られるが、外部環境要因への言及が多く、内部課題への具体的な対策提示が不足している印象。
競争優位(モート)
複合(独自技術・規制・ネットワーク効果)持続性:中
官公庁との強固な関係と技術ノウハウが基盤だが、公共事業予算への依存度が高く、競争環境の変化に脆弱な側面がある。
✦ 主要な強み
- 売上高が4年間で1060億円から1307億円へ拡大し、CAGR5.4%の安定成長を維持している点
- 自己資本比率44.9%を維持し、財務基盤が比較的堅牢である点
- 営業利益率が6.1%から6.9%へ改善され、収益性の向上トレンドにある点
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが前年比で55%減(108億→48億)と急減しており、キャッシュフローの質が不安定化している点
- 純利益が直近66億円と過去5期で最高水準だが、4期前(46億円)からの変動幅が大きく、利益の定着性に懸念がある点
- CF品質(営業CF/純利益)が73%と100%を割っており、帳簿上の利益が現金化されていないリスクがある点
▼ 構造的リスク
- 公共事業予算やODA予算の動向に収益が直結する構造上、政府財政や国際情勢による需要変動リスクが極めて高い点
- 海外事業における為替変動(円安・インフレ)がコスト増や収益圧迫に直結するリスク構造
- 建設・エンジニアリング業界特有のプロジェクトベース収益構造による、受注・着工・完了のタイミングによる業績変動リスク
↗ 改善条件
- 営業CFの改善が実現し、利益のキャッシュ化効率(CF品質)が80%以上へ回復すれば、財務健全性が強化される
- 海外市場における為替リスクヘッジ体制の強化と、円安・インフレ下でのコスト転嫁が成功すれば、収益性が安定する
- 公共事業予算の減少局面においても、民間部門やエネルギー分野での受注が拡大し、収益源の多角化が進展すれば、構造リスクが緩和される
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「気候変動」「ウクライナ侵攻」「円安・インフレ」を列挙しており、内部の収益構造改善策やコスト削減への言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
技術・人財強化と収益性改善(NKGグローバル戦略2030)
一致平均年収766万円(推移不明だが業界水準)、営業利益率6.9%(前年比+0.8pt)の改善は一致する。
持続可能な成長と事業再編
乖離投資CFが-69億円と拡大し成長投資は強化されているが、営業CFの急減はキャッシュフローの不安定さを示唆。