日本電設工業株式会社(1950)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比11.8%増と好調だが、4年CAGRは2.6%と長期的には緩やか。利益成長は売上を上回るペースで進み、収益性改善の兆しはある。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益に対して-33%(-43億円)と著しく悪化し、利益のキャッシュ化能力に懸念・自己資本比率70.7%と高いが、営業CFの悪化により内部留保の蓄積ペースが不安定化
経営品質
★★★★★
利益率改善など実行力は示しているが、営業CFの悪化(-43億円)に対し、受注管理や回収効率の改善策が数値として明確でない。
競争優位(モート)
複合(顧客関係・独自技術・スイッチングコスト)持続性:中
JR 東日本など主要顧客との強固な関係と鉄道電気設備の技術実績が基盤。ただし、建設業界全体で競争激化しており、他社への乗り換えリスクは存在する。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率70.7%と極めて高い財務健全性を維持
- 直近の営業利益率が8.3%と前年比1.4ポイント改善し、収益性向上が確認できる
- 売上高が2169億円と前年比11.8%増と、直近の成長力が高い
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが-43億円と純利益(132億円)を大きく下回り、キャッシュフロー品質が著しく低下
- 4年間の売上CAGRが2.6%と、直近の急成長を除くと中長期的な成長ペースは緩やか
- 平均年収848万円と記載があるが、業界平均との比較や過去推移との対比が不明で、人材確保対策の実効性が不明確
▼ 構造的リスク
- 建設業界特有の「人件費高騰・熟練技術者不足」がコスト増圧力となり、利益率を押し下げる構造的問題
- 大規模顧客(JR 東日本等)への依存度が高く、顧客の設備投資計画縮小が収益に直結する集中リスク
- 請負工事モデルにおける受注変動リスクと、原材料費・人件費の上昇リスクが同時に発生する構造
↗ 改善条件
- 営業CFのマイナス脱却とキャッシュフロー品質の改善(受注残の早期回収や発注管理の強化)
- 高付加価値な環境エネルギー工事や保守分野へのシフトにより、単価低下リスクを回避する収益構造への転換
- 人材確保・育成コストの最適化と、生産性向上による人件費対効果の改善
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「国内経済の不確実性」「建設業界の競争激化」を挙げるが、営業CFの悪化という内部要因への言及が薄く、外部環境への依存度が高い印象。
言行一致チェック
コスト競争力強化・収益性改善
一致営業利益率が6.9%から8.3%へ改善され、純利益も100億円から132億円へ増加
持続的成長・新規事業開発
乖離売上は11.8%増だが、営業CFが-43億円とマイナス転落し、成長の質(キャッシュフロー)が伴っていない