株式会社クレオ(9698)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRが-0.4%と横ばい・微減傾向。直近1期も売上1.2%増と低成長。目標の2027年180億円達成には、現状の成長率では約20%の加速が必要で、持続性に疑問符。
財務健全性
★★★★★
営業CFが直近10億円と1期前の22億円から半減し、収益のキャッシュ化の不安定化・売上高が4期連続で147〜148億円圏で推移し、成長の停滞を示唆
経営品質
★★★★★
明確な数値目標を掲げる姿勢はあるが、過去4年間の実績(CAGR -0.4%)と目標(売上22%増)の乖離が大きく、実行力への懐疑が残る。
競争優位(モート)
複合(顧客関係・スイッチングコスト)持続性:中
富士通グループとの長期的関係とLINEヤフーなど主要顧客との取引基盤が強固。ただし、人事給与・会計ソリューション「ZeeM」の独自技術による高い参入障壁は限定的。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率73.4%と極めて健全な財務体質
- 営業利益率7.8%と安定した収益性(直近2期連続で7.6%〜7.8%)
- 営業CF/純利益が140%と高いキャッシュフロー品質
⚠ 主要な懸念
- 売上高が4期連続で147〜148億円圏で停滞し、成長の停滞が顕在化
- 営業CFが直近1期で22億円から10億円へ半減し、キャッシュ創出能力の不安定化
- 主要顧客(LINEヤフー等)への依存度が高く、顧客戦略変更の影響を受けやすい構造
▼ 構造的リスク
- BtoB ITサービス業界における高度人材の獲得競争激化によるコスト増と供給制約
- 主要顧客(LINEヤフー等)の事業戦略変更やIT投資抑制による受注急減リスク
- 受託開発中心のビジネスモデルにおける、プロジェクト単価低下(高原価化)による利益率圧迫
↗ 改善条件
- 「ZeeM」等のストックビジネス比率を大幅に引き上げ、売上変動を平準化させること
- プロジェクトマネージャーの育成・確保体制を確立し、大規模案件の受注・遂行能力を向上させること
- 既存顧客へのクロスセル・アップセルを推進し、顧客単価を底上げすること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
人材確保の困難化や世界情勢の不安定さを主要リスクとして挙げるが、これらに対する具体的な内部対策(例:採用プロセスの革新、コスト構造の抜本的見直し)の記述が薄い。
言行一致チェック
VISION2030に基づき2027年3月期に売上180億円、営業利益15億円を目指す
乖離直近4年間の売上CAGRは-0.4%、営業利益率は7.8%で横ばい。現状ペースでは目標達成が極めて困難。
生産性向上による価値最大化
不明平均年収578万円は業界平均水準だが、売上成長が伴わないため、人件費対効果の向上は明確ではない。