株式会社パスコ(9232)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは+2.8%と緩やかな成長だが、直近売上は-2.1%と減速。利益率は低下傾向にあり、有機的な成長力には課題が残る。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益率が10.4%から8.7%へ低下し収益性悪化・売上高が620億円から607億円へ減少
経営品質
★★★★★
内部統制の強化に言及する誠実さは評価できるが、直近の財務数値(売上減・利益率低下)と経営ビジョンの間に乖離が見られ、実行力の検証が必要。
競争優位(モート)
独自技術・ネットワーク効果・規制持続性:中
セコムグループの強固な基盤と長年の測量・地図データ蓄積による参入障壁は高いが、AI/IoT分野での競合激化により優位性の維持には技術革新が不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率44.3%とROE18.4%を誇る高い財務健全性
- 営業CF/純利益が106%と、利益の質(キャッシュコンバージョン)が極めて高い
- セコムグループの一員としての安定した基盤とブランド力
⚠ 主要な懸念
- 直近5期で売上高が620億円から607億円へ減少し、成長の停滞が顕在化
- 営業利益率が10.4%から8.7%へ低下し、収益性の悪化が進行中
- 過去の不適切な会計処理の再発防止という内部統制リスクの残存
▼ 構造的リスク
- 測量・地図データ市場におけるAI・IoT技術を持つ新規参入者との競合激化
- 個人情報保護規制の強化によるデータ収集・利用コストの増大
- 高度な専門知識を持つ人材の確保難易度が高まる中での人件費増圧
↗ 改善条件
- 空間情報イノベーション(AI・自動運転等)が新規受注に明確に寄与し、売上減少が止まれば
- 内部統制の完全な定着とコスト構造の最適化により、営業利益率が10%台前半へ回復すれば
- 測量・計測事業の自動化推進により、人件費増圧に対する生産性向上が実現すれば
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
「変化の激しい市場環境」を課題として挙げるが、過去の不適切な会計処理の再発防止という内部統制の課題も明確に認識しており、完全な外部責任転嫁ではない。
言行一致チェック
最先端技術の強化と持続可能な社会の実現
乖離売上高は減少傾向(-2.1%)であり、技術強化が即座に売上成長に結びついていない
優秀な人材の確保と育成
不明平均年収702万円は業界水準と比較可能だが、売上減少と利益率低下が人材定着・生産性向上の課題を示唆