東京汽船株式会社(9193)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
洋上風力事業の成長性は示唆されるが、直近売上は前年比-3.8%と低迷。CAGRは+5.0%だが、直近の収益性悪化(営業利益-5億円)が持続性を懸念させる。
財務健全性
★★★★★
直近期に営業利益が-5億円と赤字転落し、営業利益率が-4.2%に悪化・純利益が20億円と営業利益を大きく上回るため、営業体質の弱さが非営業収益に依存している可能性
経営品質
★★★★★
財務数値と経営方針に明確な乖離があり、外部環境への依存度が高い。収益性改善に向けた具体的な内部改革の実績が不足している。
競争優位(モート)
規制・ネットワーク効果持続性:中
東京湾における圧倒的なシェアと長年の実績により高い参入障壁を持つが、洋上風力分野では新規参入による競争激化リスクがある。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率79.3%と極めて高い財務健全性を維持
- 東京湾における曳船事業の圧倒的なシェアとブランド力
- 純利益率17.0%と高い収益性(非営業収益寄与)
⚠ 主要な懸念
- 営業利益が赤字(-5億円)に転落し、営業利益率が-4.2%と悪化
- 直近売上高が前年比-3.8%と減少傾向
- 営業CF/純利益が59%とキャッシュフローの質が低下している
▼ 構造的リスク
- 東京湾という特定地域への依存度が高く、港湾利用数の減少が即座に収益を圧迫する構造
- 燃料費などの変動費比率が高く、原材料価格高騰時に利益率が急変する脆弱性
- 洋上風力事業において、大手海運会社や他社との価格競争に晒されるリスク
↗ 改善条件
- 東京湾の船舶入出港数が回復し、稼働率が向上すれば営業黒字化が見込まれる
- 燃料価格高騰を価格転嫁できる契約条件の再交渉が実現すれば収益性が改善する
- 洋上風力事業で高単価な長期契約を確保し、規模の経済を達成できれば成長が加速する
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「入出港数の低迷」「原材料価格高騰」「海員不足」など外部要因を列挙しており、内部のコスト構造や価格設定の甘さへの言及が薄い。
言行一致チェック
曳船事業の収益性向上とコスト削減
乖離売上高は125億円から120億円へ減少し、営業利益は4億円から-5億円へ転落。収益性改善の兆しは見られない。
洋上風力発電向け事業の成長
乖離売上CAGRは+5.0%と緩やかな成長だが、直近の売上減少と営業赤字により、成長が収益に直結していない。