株式会社レーサム(8890)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR14.4%で成長し、直近は38.8%増と加速。利益率も24.2%と高水準を維持しており、質の高い成長を示す。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が13%と極めて低く、利益のキャッシュ化が不十分(直近期:営業CF15億円対純利益115億円)・自己資本比率47.9%は健全だが、営業CFの不安定性が財務健全性の評価を低下させる要因となっている
経営品質
★★★★★
利益率24.2%の維持など収益力の実績は優秀だが、営業CFの急減(15億円)と利益との乖離(13%)が、キャッシュフロー管理の実行力に対する懸念材料となっている。
競争優位(モート)
複合(築古物件の活性化ノウハウ+富裕層ネットワーク)持続性:中
築古物件の再生ノウハウと富裕層顧客基盤は強みだが、参入障壁が極めて高いわけではなく、競合他社との差別化は継続的な実行力に依存する。
✦ 主要な強み
- 直近期の営業利益率24.2%と純利益率12.2%を維持する高い収益性
- 直近5年間の売上高CAGRが14.4%と着実な成長軌道を描いている
- 自己資本比率47.9%を維持し、財務基盤は比較的安定している
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが純利益の13%(15億円)に留まり、利益のキャッシュ化効率が極めて低い
- 営業CFが過去5期で-191億円から154億円、87億円、15億円と大きく変動しており、資金繰りの不安定さが懸念される
- 平均年収の推移データが直近1期分のみで、人材戦略の継続的な成果が数値で追えない
▼ 構造的リスク
- 不動産開発・販売事業特有の「売上計上」と「現金回収」のタイムラグによるキャッシュフローの不安定化
- 金利上昇局面における資金調達コスト増と資産価格下落のダブルパンチリスク
- 築古物件の活性化に依存するビジネスモデルにおいて、需要変動や規制強化に対する脆弱性
↗ 改善条件
- 営業CF/純利益比率が30%以上へ改善し、利益のキャッシュ化効率が高まることが必要
- 金利上昇局面においても、固定金利での調達や高利回りの資産ポートフォリオ構築により資金調達コストを抑制できること
- 平均年収の推移データを含めた人材定着策の具体的な数値目標と達成状況の明示
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「経済悪化」「金利上昇」「自然災害」など外部環境への言及が大半を占め、内部のCF管理や人材定着策への具体的な言及が相対的に薄い。
言行一致チェック
着実に営業キャッシュフローを成長投資と株主還元に配分
乖離直近期の営業CFは15億円と前年(87億円)から急減しており、投資CFも-26億円と拡大しているが、CFの安定性は低下している
多様な人材育成・確保
不明平均年収1257万円は業界平均と比較して高い水準にあるが、過去5年間の推移データが不足しており、継続的な上昇トレンドの検証は困難