蝶理株式会社(8014)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR9.6%で着実に成長しているが、直近売上は1.3%増と鈍化。利益は増益傾向にあるが、営業利益率の低下(4.9%→4.7%)が収益性の質を懸念させる。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が61%とキャッシュフローの質が低下傾向(直近5期平均は約80%程度と推測)・営業利益率が4.7%と業界平均水準と比較して低収益体質
経営品質
★★★★★
利益規模は拡大しているが、利益率の低下とキャッシュフローの質の低下(61%)が見られ、成長の質や収益効率の改善には更なる経営努力が必要と判断される。
競争優位(モート)
独自技術・高機能素材持続性:中
高機能・高専門性の素材開発により一定の競争優位を持つが、業界全体が地政学リスクや原材料価格変動の影響を受けやすく、優位性の維持には継続的な技術革新が不可欠。
✦ 主要な強み
- 直近5期で純利益が12億円から117億円へ約10倍に拡大し、収益基盤が大幅に強化されている
- 自己資本比率が63.1%と極めて健全で、財務リスクは低い
- 4年間の売上CAGRが9.6%と、中長期的な成長軌道を描いている
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が4.9%から4.7%へ低下しており、売上増に対する収益性の向上が停滞している
- 営業CF/純利益比率が61%と、利益のキャッシュ化効率が低下傾向にある
- 直近の売上成長率が1.3%と、過去4年間の平均(9.6%)に比べて成長ペースが鈍化している
▼ 構造的リスク
- BtoB繊維・化学品業界特有の原材料価格変動やエネルギーコスト増によるコストプッシュリスク
- グローバル展開に伴う地政学リスクや貿易摩擦(関税政策)によるサプライチェーン分断リスク
- 環境規制の強化に伴う対応コスト増と、サステナブル素材への転換を迫られる競争圧力
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰や為替変動を吸収できる高付加価値製品の販売比率向上が実現されれば、営業利益率の改善が見込まれる
- DXによる生産効率化やサプライチェーンの最適化が進展し、営業CF/純利益比率が80%以上へ回復すれば、財務健全性が再評価される
- 地政学リスクを分散できる多角的なグローバル生産体制が構築されれば、外部環境依存度の低下が期待される
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「世界経済」「米国の関税政策」「地政学リスク」を列挙しており、外部環境への依存度が高い認識が見られる。内部の収益構造改善への言及は相対的に薄い。
言行一致チェック
グローバル市場での成長と企業価値向上
乖離売上CAGRは9.6%と成長しているが、直近の売上成長率は1.3%に鈍化しており、加速には至っていない。
収益性改善・高機能化による付加価値向上
乖離純利益は過去5期で12億円から117億円へ大幅増益したが、営業利益率は4.9%から4.7%へ低下しており、売上増に対する利益率の改善が追いついていない。