日本精密株式会社(7771)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR10.7%で成長しているが、直近の純利益は赤字転落。利益成長が伴わないため、成長の質は中程度。
財務健全性
★★★★★
直近期純利益が-0.3%(約-2千万円)の赤字転落・営業CF/純利益が-1264%とキャッシュフローの質が著しく悪化・自己資本比率26.1%と財務レバレッジがやや高い
経営品質
★★★★★
売上は拡大しているが、利益を伴わない成長と赤字転落により、経営陣の収益管理能力に疑問が生じる。言行一致性が低い。
競争優位(モート)
独自技術/コスト優位持続性:中
ASEAN一貫生産体制によるコスト競争力と、企画開発力という人的資産が優位性。ただし、競合他社との差別化が明確ではなく、技術的参入障壁は中程度。
✦ 主要な強み
- 4年間の売上CAGRが10.7%と着実な成長軌道にある
- ASEANにおける一貫生産体制により、コスト競争力を維持している
- 自己資本比率26.1%を維持し、倒産リスクは限定的
⚠ 主要な懸念
- 直近期の純利益が赤字に転落し、ROEが-1.4%と悪化
- 営業CF/純利益が-1264%と、利益のキャッシュ化能力が極めて脆弱
- 営業利益率が3.9%と低水準で、収益性の改善余地が大きい
▼ 構造的リスク
- 「CHINAプラスワン」戦略の進展により、ASEAN拠点を含め競合他社との価格競争が激化する構造
- 製造業特有の原材料価格変動やエネルギーコスト上昇に対し、価格転嫁力が不明確な構造
- 単一事業(時計バンド等)への依存度が高く、特定セグメントの需要減退が業績に直結する構造
↗ 改善条件
- 原材料費や人件費の上昇分を価格転嫁し、営業利益率を5%以上に引き上げることが実現すれば黒字回復が見込まれる
- ASEAN拠点での生産効率化がさらに進み、固定費比率が低下すれば利益率が改善する
- 高付加価値製品の比率を高め、単価向上による収益構造の転換が実現すればROEの改善が見込まれる
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「競争激化」「異常気象」「規制強化」を列挙しているが、内部の利益率低下や赤字転落に対する具体的な経営側の反省や対策が明示されていない。
言行一致チェック
強靭な経営基盤の確立と収益性改善
乖離直近期は純利益が赤字に転落し、ROEが-1.4%。営業利益率も3.9%と低水準で改善の兆しが見えない。
ASEAN拠点活用による競争力強化
乖離売上は6.4%増と成長しているが、利益は減少しており、コスト削減効果が利益に直結していない。