ヤマハ発動機株式会社(7272)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
AI事業分析
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
エンジン技術とロボティクス分野での独自技術は強みだが、電動化シフトによる競合激化と規制強化により優位性の維持が困難になるリスクがある。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益比率が860%と極めて高いキャッシュフロー生成力
- 4年間の売上CAGRが8.7%と中長期的な成長軌道は維持されている
- 多様な事業ポートフォリオ(MC、マリン、ロボティクス)によるリスク分散
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が5.0%と過去5期で最低水準に急落
- 純利益が161億円と前年比で約87%の大幅減益
- ROEが1.3%と資本効率の悪化が顕著
▼ 構造的リスク
- 電動化技術への対応遅れが既存エンジン事業の収益性を脅かす構造
- グローバルな環境規制強化がコスト増圧力として恒常化するリスク
- 為替変動に収益性が敏感に反応する構造(為替リスクの顕在化)
↗ 改善条件
- 電動化技術の確立と新製品投入により、収益率の低下トレンドが転換すること
- 為替変動や原材料高を吸収できる価格転嫁やコスト構造改革が実現すること
- ROIC12.5%の目標達成に向けた投資対効果の明確な改善が見られること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「環境変化」「為替」「規制」などの外部要因を列挙するのみで、利益率低下の内部要因や具体的な対策への言及が不足している。
言行一致チェック
ROIC12.5%以上の経営を目指す
乖離直近のROEが1.3%に低下しており、資本効率の目標達成から大きく乖離している
コア事業の競争力強化
乖離売上高が前年比-1.6%、営業利益率が10.6%から5.0%へ急落しており、競争力強化の成果は現時点で確認できない
AI分析スコア
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR8.7%で成長したが、直近は-1.6%減益。利益率は10.6%から5.0%へ急落しており、成長の質は低下している。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益率が5.0%と過去5期で最低水準に低下・純利益が161億円と前年比で約87%急減・自己資本比率が39.0%と財務レバレッジがやや高い
経営品質
★★★★★
経営陣は成長投資を掲げるが、投資CFは前年比減少傾向(-861億円)であり、収益性の急落に対する具体的な打開策の提示が不十分である。