株式会社キョウデン(6881)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
直近売上は前年比+16.3%と好調だが、4年CAGRは+4.3%と緩やか。利益率は8.9%から6.3%へ低下しており、売上拡大が利益率の悪化(コスト増)に直結する質の低さが懸念される。
財務健全性
★★★★★
営業CF/純利益比率が30%と低く、利益のキャッシュ化効率が低い・投資CFが-91億円と急拡大し、自己資本比率39.1%を維持しつつも資金繰り負担増・営業利益率が8.9%から6.3%へ2.6ポイント低下し、収益性の悪化が顕在化
経営品質
★★★★★
投資は積極的だが、利益率の低下を外部要因の羅列で説明しており、収益性悪化に対する経営陣の責任所在や具体的な対策の透明性が低い。
競争優位(モート)
独自技術・複合持続性:中
無機鉱物技術とプリント配線板設計のノウハウを有するが、BtoB 市場における競争激化と原材料価格変動の影響を受けやすく、優位性の維持には継続的な技術革新が不可欠。
✦ 主要な強み
- 直近売上高が574億円から667億円へ+16.3%成長し、市場での存在感を維持・拡大
- 自己資本が172億円から266億円へ増加し、財務基盤は比較的安定
- 電子事業と工業材料事業の2本柱により、事業ポートフォリオの多角化が図られている
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が8.9%から6.3%へ低下し、売上成長に対する利益の伴走性が弱まっている
- 営業CFが34億円から9億円へ急減し、利益のキャッシュ化能力が著しく低下
- 投資CFが-91億円と過去最大規模となり、資金調達依存度が高まっている
▼ 構造的リスク
- BtoB 製造業としての価格転嫁能力の限界:原材料高騰時に利益率を維持できない構造
- 特定顧客への依存リスク:顧客集中による受注変動が業績に直結する脆弱性
- 為替・原材料価格変動へのヘッジ機能不足:外部環境変動が利益率に直撃する構造
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰に対する適切な価格転嫁が実現し、営業利益率が8%台へ回復すること
- 投資効果の発現により、売上高増加が純利益の増加に明確に転換すること
- 営業CF/純利益比率が50%以上へ改善し、内部資金による事業運営が可能になること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「競争激化」「原材料価格高騰」「為替変動」を外部要因として列挙するのみで、内部の価格転嫁戦略やコスト構造改革への具体的な言及が不足している。
言行一致チェック
高付加価値製品の開発と収益基盤の安定化
乖離売上は成長したが、営業利益率は8.9%→6.3%へ低下し、純利益も37億円→29億円へ減少。収益性改善の兆しが見られない。
海外市場での生産性向上
一致投資CFが-91億円と前年比で大幅に拡大(-40億円→-91億円)しており、生産性向上のための設備投資は積極的に行われている。