電気興業株式会社(6706)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
直近売上は12.9%増と回復したが、4年CAGRは-5.9%で長期的な縮小傾向。利益は赤字から黒字転換したが、営業利益率2.9%は低水準で成長の質は脆弱。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益に対して-235%と著しく悪化し、利益のキャッシュ化能力に懸念・自己資本比率70.0%と財務基盤は堅牢だが、利益の不安定さが資本効率を圧迫
経営品質
★★★★★
技術力への自信はあるが、数値上の実行力は低く、業績悪化の要因を外部環境に求めがち。利益率改善の兆しはあるものの、持続的な収益体制作りには至っていない。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
防衛・高周波分野で高い技術力と実績を有するが、BtoB市場における価格競争や原材料高の影響を受けやすく、優位性の維持には継続的な技術革新が不可欠。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率70.0%と極めて高い財務健全性により、不況下でも事業継続が可能
- 防衛・高周波分野における独自技術と実績が、特定セグメントでの競争優位性を支える
- 直近期に売上高が326億円と前年比12.9%増となり、事業縮小傾向からの転換点に到達
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが-18億円と赤字続きで、営業利益8億円に対してキャッシュフロー品質が著しく劣悪
- 営業利益率が2.9%と低水準であり、原材料高騰や価格競争に対して利益率が脆弱
- 4年間の売上CAGRが-5.9%と長期的な縮小傾向にあり、成長ストーリーが確立されていない
▼ 構造的リスク
- BtoB市場における価格競争の激化と顧客の設備投資抑制が、低収益体質を恒久化させるリスク
- 原材料価格の高騰がコスト構造に直結し、価格転嫁が困難な場合、利益率が即座に悪化する構造
- 防衛・通信インフラなど特定の顧客依存度が高く、単一顧客の投資計画変更が業績に直結する集中リスク
↗ 改善条件
- 原材料価格の高騰が収束し、または高付加価値製品へのシフトにより価格転嫁が実現されれば、利益率の改善が見込まれる
- 成長事業(防衛・高周波応用)への投資が収益に明確に貢献し、売上CAGRがプラス圏に定着すれば、成長軌道への復帰が確認できる
- 営業CFが黒字に転換し、内部資金で事業再編が可能になれば、財務健全性と成長投資の両立が可能となる
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「価格競争」「原材料高騰」「為替」など外部要因を列挙するのみで、内部の収益構造改善策や具体的なコスト削減計画への言及が薄い。
言行一致チェック
事業構造改革による収益体制の構築と成長事業への集中
乖離営業利益率は-6.2%から2.9%へ改善したが、4年CAGRは-5.9%で長期的な成長軌道には乗っておらず、改革の成果は限定的
サステナビリティ経営と企業価値向上
不明平均年収587万円は業界平均水準だが、営業CFの大幅なマイナスにより内部留保の蓄積が困難な状況