前澤工業株式会社(6489)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上CAGR 4.2%で緩やかな成長だが、直近の営業利益率低下(13.4%→12.4%)が収益性の質を懸念させる。
財務健全性
★★★★★
直近の営業利益率が前年比1.0ポイント低下し、収益性悪化の兆候あり・営業CFが前年比47億円急増(55億円)し、利益の質は高いが変動幅が大きい
経営品質
★★★★★
投資CFの拡大で成長意欲は示すが、利益率低下に対し原材料費等の外部要因を主要因として挙げており、内部改善への誠実さが不足している。
競争優位(モート)
複合(独自技術・規制・スイッチングコスト)持続性:中
上下水道分野での85年以上の実績と技術力が強みだが、公共事業依存度が高く、他社参入障壁は中程度。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率70.1%と極めて高い財務健全性を維持
- 営業CF/純利益が180%と、利益のキャッシュ化能力が極めて高い
- 上下水道分野での85年以上の実績と安定した公共事業基盤
⚠ 主要な懸念
- 直近の営業利益率が12.4%と低下傾向にあり、収益性の質が懸念される
- 売上成長率2.7%とCAGR 4.2%は緩やかで、急成長の兆しが見られない
- 技術者不足を課題として認識しているが、平均年収641万円が業界水準と比較して十分か不明
▼ 構造的リスク
- 公共事業予算への依存度が高く、国・自治体の政策転換や予算削減に収益が直結する構造
- 少子高齢化による人口減少が長期的なインフラ需要の縮小要因となるリスク
- 原材料価格高騰に対する価格転嫁力が弱く、利益率を圧迫する構造
↗ 改善条件
- 原材料価格高騰に対する適切な価格転嫁が実現し、営業利益率が13%台前半に回復すること
- 再エネ・省エネ分野での新規受注が拡大し、公共事業依存度を相対的に低下させること
- 技術者確保のための給与水準引き上げやDXによる生産性向上が収益改善に寄与すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「原材料価格急騰」を挙げているが、利益率低下の要因として内部の価格転嫁力不足への言及が薄い。
言行一致チェック
成長戦略(再エネ・省エネ、海外水インフラ)の推進
一致投資CFが直近期に-46億円と過去最大規模(前年比-38億円増)に拡大しており、成長投資を実行している
既存事業の収益力強化(製造プロセス最適化)
乖離売上高は微増(+2.7%)だが、営業利益率は低下(13.4%→12.4%)しており、コスト増への対応が追いついていない