日機装株式会社(6376)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は前年比10.8%増と堅調だが、純利益が過去最高水準から急減(91億→80億)しており、成長の質は利益率の低下によりやや低下している。
財務健全性
★★★★★
営業CFが純利益を大きく下回る(-66億円対80億円)ため、利益のキャッシュコンバージョンが著しく悪化・営業利益率が3.0%と低水準で、原材料高や為替の影響を吸収する余力が限定的
経営品質
★★★★★
成長戦略は実行されているが、利益率の維持に苦戦しており、外部環境への依存度が高い。利益率改善への具体的な内部対策が見えない点が課題。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
流体制御技術とニッチ市場での高いシェアを有するが、競合他社の技術革新や価格競争リスクが存在し、優位性の維持には継続的なイノベーションが不可欠。
✦ 主要な強み
- 売上高が4年間で1585億円から2134億円へ着実に拡大(CAGR 7.7%)
- 自己資本比率43.0%と財務基盤が比較的安定している
- LNG、水素、透析医療など成長分野への事業ポートフォリオ展開
⚠ 主要な懸念
- 営業CFが純利益を大きく下回る(-66億円)ため、キャッシュフローの質が低下
- 営業利益率が3.0%と低水準で、コスト増への対応力が脆弱
- 純利益が過去5期で大きく変動(2億〜136億)しており、収益の安定性に欠ける
▼ 構造的リスク
- BtoB中心の事業構造であり、顧客の設備投資サイクルや景気変動に収益が敏感に反応する
- 原材料価格高騰や為替変動に対して、価格転嫁が追いつかない場合、利益率が即座に圧迫される構造
- 航空宇宙や医療機器など規制の厳しい分野への依存度が高く、規制強化や承認遅延が収益に直結する
↗ 改善条件
- 原材料価格や為替変動を吸収できる価格転嫁が実現し、営業利益率が3.5%以上へ回復すること
- 受注から回収までのキャッシュサイクルが改善し、営業CFが純利益を上回る状態に転換すること
- 低・脱炭素関連市場での新規受注が拡大し、収益の多角化が進展すること
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題として「中国経済減速」「円安」「原材料高騰」など外部要因を列挙する一方で、内部の原価管理や価格転嫁の具体策への言及が薄い。
言行一致チェック
持続的な成長と企業価値向上を目指す(Nikkiso 2025 フェーズ2)
乖離売上は成長(+10.8%)したが、営業利益率は横ばい(3.0%)、純利益は減少(-12%)しており、収益性改善の成果は不透明
経営基盤の強化
乖離自己資本比率は43.0%と健全だが、営業CFが-66億円と悪化しており、内部留保による基盤強化の足かせとなっている