井関農機株式会社(6310)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGRで3.1%と緩やかな成長だが、直近は-0.9%の減少。利益は赤字に転落しており、成長の質は低い。
財務健全性
★★★★★
当期純利益が-30億円で赤字(自己資本比率34.8%)・営業CF/純利益が-292%とキャッシュフローの質が極めて悪化・ROEが-4.1%と資本効率が悪化
経営品質
★★★★★
経営陣は課題を認識しているが、数値目標との乖離が著しく、実行力に対する懐疑視が避けられない状況。
競争優位(モート)
独自技術・ブランド持続性:中
農業機械総合専業メーカーとしての長年の知見と「食と農」のソリューション提供体制は強みだが、価格競争や他社との差別化が課題となっている。
✦ 主要な強み
- 農業機械総合専業メーカーとしての長年の知見とブランド力
- 保守サービスや部品販売を含むバリューチェーンの多角化
- 自己資本718億円を有し、一定の財務的基盤を維持
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率1.1%と純利益率-1.8%という極めて低い収益性
- 営業CFが88億円と黒字化しているものの、純利益との乖離(-292%)が大きい
- 自己資本比率34.8%と財務レバレッジの低さによるROEの低迷
▼ 構造的リスク
- 農業機械市場の成熟化と需要変動に対する収益の脆弱性
- 原材料価格高騰や為替変動に対する価格転嫁力の限界
- 構造改革(プロジェクトZ)の遅延による競争力低下の悪循環
↗ 改善条件
- プロジェクトZによる生産・開発最適化が完了し、営業利益率が3%台に回復すること
- 海外成長市場での販売拡大が売上高の減少を逆転させること
- 在庫回転率の改善や固定費削減により、営業CFと純利益の乖離が解消されること
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
「激変する環境への対応策と実行力の不足」を課題として認識しているが、具体的な内部構造改革の進捗数値が不足している。
言行一致チェック
2027年までに連結営業利益率5%以上、ROE8%以上を達成する「プロジェクトZ」の実行
乖離直近の営業利益率は1.1%、ROEは-4.1%であり、目標達成への乖離が拡大している
国内外の成長市場への経営資源集中による事業拡大
乖離売上高は前年比-0.9%と減少しており、成長市場への集中効果が現時点では表れていない