SECカーボン株式会社(5304)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGRは+10.0%と中長期的には成長基盤があるが、直近は売上16.4%減と短期的な需要減退が顕著。利益率は低下傾向にあり、成長の質は不安定。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
財務基盤は堅実だが、直近の業績悪化に対し外部環境への依存度が高い説明に留まり、内部要因への反省や具体的な打開策の数値的裏付けが不足している。
競争優位(モート)
独自技術・高品質・顧客信頼持続性:中
アルミ製錬用カソードブロックや人造黒鉛電極における高品質な技術力と長期的な顧客信頼が基盤。ただし、原材料価格や景気変動の影響を受けやすく、代替技術への依存度が高い。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率90.7%と極めて高い財務健全性(負債依存度が低く倒産リスク最小)
- 4年間の売上CAGRが+10.0%と中長期的な成長軌道を描いている
- 営業利益率21.9%と業界平均と比較して高い収益性を維持している
⚠ 主要な懸念
- 直近の売上高が312億円で前年比16.4%減と急激な縮小が発生
- 営業利益率が27.4%から21.9%へ5.5ポイント低下し収益性が悪化
- 営業CFが78億円から45億円へ減少し、利益のキャッシュ化効率(CF品質)が79%に低下
▼ 構造的リスク
- アルミニウム製錬業の景気循環に直結するため、下流産業の減産が即座に売上減に転じる構造
- 石油コークス等の原材料価格高騰に対し、製品価格への転嫁が困難な価格決定メカニズムの存在
- 特定の産業(電炉鋼、アルミ)への顧客集中により、特定セグメントの需要減が全社業績を直撃するリスク
↗ 改善条件
- アルミニウム製錬業界の生産量回復および需要増が実現すれば、売上高の底打ちと成長軌道への復帰が見込まれる
- 原材料価格高騰局面における製品価格の適正な転嫁が実現し、営業利益率の25%台回復が達成される
- 中国経済の減速局面からの脱却および米国の関税政策の緩和により、海外需要が回復する
経営姿勢
責任転嫁傾向:高い(外部責任転嫁)
課題認識において「世界的な金融引き締め」「中国経済の停滞」「米国の関税政策」など外部要因を列挙する一方で、自社の価格転嫁力やコスト構造改善への具体的な内部対策言及が薄い。
言行一致チェック
成長基盤の強化と経営体質の強化
乖離直近の売上高は312億円で前年比16.4%減、営業利益率も27.4%から21.9%へ低下。成長投資(投資CF)は-54億と前年比縮小傾向。
サステナビリティ経営への積極的な取り組み
不明CO2削減やカーボンニュートラル製品開発を掲げるが、財務数値上の具体的な投資対効果や収益への寄与は直近の減収・減益局面で確認困難。