不二ラテックス株式会社(5199)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上は4年CAGR+1.2%と微増だが、直近は-4.1%減益。利益率低下(5.9%→2.9%)により、成長の質は低下している。
財務健全性
★★★★★
営業利益率が5.9%から2.9%へ半減し収益性が悪化・自己資本比率36.8%は健全だが、ROE7.7%は目標水準に届かず
経営品質
★★★★★
構造改革に着手している点は評価できるが、売上減少と利益率低下という結果が伴っており、実行力の効果発現には猶予が必要。
競争優位(モート)
独自技術持続性:中
世界最高水準のゴム薄膜化技術は強みだが、医療・精密機器分野は他社との差別化が難しく、技術陳腐化リスクがある。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が212%と極めて高く、利益のキャッシュコンバージョン能力が優秀
- 自己資本比率36.8%を維持し、財務基盤は比較的安定している
- 医療・精密機器など多様なセグメントを持ち、特定市場への依存度が低い
⚠ 主要な懸念
- 売上高が直近で72億円と4期連続で減少傾向(-4.1%)に転じている
- 営業利益率が5.9%から2.9%へ急落し、収益性の悪化が顕著
- 純利益が過去4期でマイナスを記録した実績があり、利益の安定性に欠ける
▼ 構造的リスク
- ゴム原料価格の変動が収益性を直接左右する構造であり、価格転嫁能力が不透明
- 医療機器・精密機器分野は規制強化や技術革新への対応が必須で、競争が激化しやすい
- コンドーム事業の停止など事業ポートフォリオの縮小が、将来的な成長の足かせとなる可能性
↗ 改善条件
- 原材料価格の高止まりが解消され、コスト競争力が回復すれば利益率の改善が見込まれる
- 構造改革による工場統合の効果が完全に発現し、固定費削減が利益に反映されればROE向上が見込まれる
- 新市場開拓や既存製品の付加価値向上により、売上高の減少トレンドが逆転すれば成長の質が改善される
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
原材料価格変動や外部環境への言及が散見されるが、事業構造改革という内部要因への言及も含まれており、完全な転嫁ではない。
言行一致チェック
事業構造改革(コンドーム製造停止、工場統合)によるROE7%前後の達成
乖離直近の営業利益率2.9%は目標達成に向けた改善の兆しが見られるが、売上減少(-4.1%)によりROE向上は不透明
ものづくりの強化とコスト意識の徹底
不明営業CF/純利益が212%と高いが、営業利益自体が減少しており、コスト削減の限界が示唆される