オリジナル設計株式会社(4642)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
売上高は4年CAGR3.2%、直近7.4%増と緩やかな成長。営業利益率は11.9%と安定しているが、成長の質は市場環境依存度が高く、有機的な爆発的成長は見られない。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
財務数値上は利益率改善と投資実行で言動に整合性がある。しかし、人材課題を認識しながら平均年収の推移データが提示されていない点は、人材戦略の具体性に対する疑念を残す。
競争優位(モート)
独自技術・規制・ネットワーク効果持続性:中
上下水道インフラという規制・専門性の高い分野で、蓄積したICT技術と広範な営業網を有する。ただし、公共事業の受注競争が激しく、独自技術の参入障壁は中程度。
✦ 主要な強み
- 自己資本比率84.9%と極めて高い財務健全性。
- 営業利益率11.9%と安定的な収益性。
- 直近5期で営業CFがプラス(直近2億円)を維持し、キャッシュフローは健全。
⚠ 主要な懸念
- 営業CF/純利益比率が37%と低く、利益のキャッシュ化効率に課題がある。
- 売上高71億円と規模が小さく、公共事業の受注変動による業績変動リスクが高い。
- 平均年収766万円という数値のみで、業界平均や過去推移との比較が困難。
▼ 構造的リスク
- 公共事業への依存度が高く、地方自治体の財政状況や予算執行の遅延が収益に直結する。
- 高度な専門知識を持つエンジニアの供給不足が、受注拡大のボトルネックとなる。
- 成果品に対する契約不適合責任リスクが、技術コンサルティング業において恒常的なリスク要因となる。
↗ 改善条件
- 「優秀なエンジニアの確保」が実現し、受注能力が向上すれば、売上成長率の加速が見込まれる。
- ICT技術を活用した高付加価値サービスの開発が成功し、単価向上と原価低減が両立すれば、利益率のさらなる改善が見込まれる。
- 海外水ビジネスでの受注拡大が軌道に乗り、国内公共事業への依存度が低下すれば、業績の安定性が高まる。
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
課題として「地方公共団体の財政政策」や「自然災害」を挙げており、外部環境要因への言及が一定数ある。一方で「業務遅延リスク」や「人材確保」など内部課題への言及も併記されており、完全な転嫁ではない。
言行一致チェック
先端的サービスの開発・総合原価低減
一致営業利益率11.9%(前年比11.7%→11.9%)と微増だが、売上成長率7.4%に対し利益成長率40%(5→7億円)と利益拡大が先行しており、原価低減効果は出ている。
人材の確保・育成・ウェルビーイング経営
不明平均年収766万円(直近値のみ)だが、過去5期での推移データが不明。課題として「優秀なエンジニアの確保」を挙げている点と矛盾する懸念がある。
成長投資の強化(海外水ビジネス等)
一致投資CFが-2億円(直近)と前年比で拡大(前年+1億円)しており、成長投資を実行している。