株式会社ダイセル(4202)
業績推移
詳細データ
事業プロファイル
人的資本
直近の外部環境への対応
競合・類似企業
競合・類似企業
AI事業分析
成長の質
★★★★★
4年CAGR10.5%、直近売上+5.1%と堅調な成長を遂げている。純利益も4期連続で増加しており、高付加価値製品へのシフトが奏功している。
財務健全性
★★★★★
懸念なし
経営品質
★★★★★
財務数値上は高い実行力とCF品質を示すが、利益率の微減に対し外部要因への依存度が高く、内部での価格転嫁やコスト削減の具体策が数値に反映されきれていない。
競争優位(モート)
独自技術/複合持続性:中
セルロース化学と有機合成の高度な技術基盤を持つが、化学業界特有の競合激化と原材料価格変動リスクにより、優位性の持続には課題がある。
✦ 主要な強み
- 営業CF/純利益が189%と極めて高いキャッシュフローの質
- 自己資本比率46.1%の堅牢な財務体質
- 4年間の売上CAGRが10.5%と安定した成長軌道
⚠ 主要な懸念
- 営業利益率が11.2%から10.4%へ低下し、収益性改善の頭打ち懸念
- 原材料価格変動リスクへの対応が利益率に直結している構造
- 純利益率8.4%は業界平均と比較して高水準だが、変動要因に敏感
▼ 構造的リスク
- 化学業界特有の原材料価格変動とエネルギーコスト増による利益率のボラティリティ
- グローバル市場における競合他社との価格競争と技術革新競争の激化
- 環境規制の強化に伴う追加投資コストとコンプライアンスコストの増大
↗ 改善条件
- 原材料価格の安定化、または高価格転嫁の成功による営業利益率の回復
- アセットライト戦略の深化による固定費比率の低下とROEのさらなる向上
- 高機能樹脂やヘルスケア分野での新製品開発による付加価値の確立
経営姿勢
責任転嫁傾向:中程度
リスク要因として「原材料価格」「為替」「環境規制」を列挙しているが、これらへの具体的な価格転嫁実績やコスト構造改革の詳細な言及が不足している。
言行一致チェック
アセットライト戦略による収益拡大と企業価値向上
一致自己資本比率46.1%を維持しつつ、営業CF/純利益が189%と極めて高いCF品質を達成。投資CFは-479億円と適正な水準で、収益の質が高い。
収益性改善と成長戦略の実行
乖離売上高は5865億円(+5.1%)と拡大したが、営業利益率は10.4%と前年(11.2%)から微減。原材料高騰等の外部要因が収益性を圧迫している。